海人川人 やっさん(安田明彦)の釣って食って楽しんで

海釣り、川釣り問わずいろいろなジャンルの釣りを楽しみ、仕留めた魚をおいしく食べるためにさまざまな料理を作る

加太のマダイ

2010-09-29 08:27:13 | 釣り
今日発売のデイリースポーツは、和歌山県加太の井上丸でのマダイ釣り。

高仕掛けという、10mはあろうかという長い仕掛けの5本バリか6本バリ。

このハリに、薄いピンクのビニールの端をちょこんと刺すだけ。

これでマダイが釣れちゃうんだから、マダイもお馬鹿なのかと思っちゃいます。

雑食性だから、何でも食うんだけどね。

だからルアーでも釣れちゃうわけで。

井上船長「朝一が勝負かな」と言うとおり、2回目に仕掛けを落とせば、ゴツゴツゴツっときて、グゥンと竿先が入った。

このサビキの仕掛けを、ゆっくり巻いてくるだけの釣りだから、釣りは簡単。

でもね、アタリがあっても合わせない、しかも、ゴツゴツッと来ているときも、そのままリールのハンドルを回し続けるってのが、他とは違う釣りで、なかなか、難しい。

つい竿で効いたりして、ハンドルが回っていないことが多い。

40センチに43センチを取り込んで、楽々取材OK。

写真を撮りに、船内をうろうろしていると、常連さんが「いま釣らな、あかんよ。潮があるうちに」といってくれます。

仕事でなければ、もちろん釣ってますとも。

こんなにアタリ出る日は珍しいから。

人が釣っているときに、席を立って、釣りができないというのが、僕らの仕事なんです。

そういうと、「つらい仕事やなー」って気の毒がられてました。

もう、慣れましたけど。

ほんまは釣りたい。めちゃくちゃ釣りたい。一緒になって釣りたい。

時合いは一瞬のことが多い。だからそれを逃せば、ボーズ。または1尾で終わることもしばしば。

誰でもいいんです、釣れているときが時合いなんです。そんなときに、仕掛けを入れていない釣り人は、注意不足。周りを見て、もっと敏感になりましょうね。

で、一通り写真をおさえ、再び席に。

時合いはまだ残っており、アタリが6、7回来て4尾取り込んで、計6尾。



バラシの時、船長が「ハンドル回ってないよ」と指摘。

回しているはずなんだけど、と思いつつ、よく動作を振り返ると、竿を上げるときには、ややハンドルが回っていないこともあるなと。

アタリが出たとき、ちょっと早う巻いてみ、とアドバイスも。

まっ、そのときの食い方によって、変わるんだろうけど。

この日のトップは11尾。



ラストには、66センチの大型もヒットして、万々歳の取材でした。



今はのませでメジロがばんばん。

脂がのっておいしいですよ。