「ご乱心じゃなければ、こんなところに出てこない」。旧熊本藩第十八代藩主細川護熙の都知事選立候補におけるお言葉である。いやはやの発言だが、意外にメディアはこれに喰いついていない。だけど、これを聞いた都民の気持ちはどんなだろうか。「こんなところ」とまで言い切った。この殿さま目線はどうかなと思うのが普通なのだが。下々のものよ、お前たちがあまりにもだらしないから、余が登場した。他の候補よ、控えおろう。てな気分が透けて見える。後期高齢者になって、声に張りもなく、晩節を汚す事はほぼ確か。お戯れもいい加減に、と諭す家老はいなかったようだ。
乱心とは、気が狂うということ、正常な判断ではないこと。それに自ら「ご」をつけている。言葉尻をとらえて言うわけではない。どうやら日本語も支離滅裂の様子だ。脳細胞がだいぶ痛んでいるのではと不安になる。乱心して立候補されては迷惑このうえない。都民にとっては勘弁してよ、というのが本音なのでは。
殿はかつてそれなりに有名であったが、決して良い意味で有名ではなかった。そのことにたぶん気づいていない。たしかに総理大臣にまで上り詰めたが、あの悪名高き小沢某に担ぎあげられてのこと。残念ながら己の実力では決してなかった。馬脚を現したのも早かった。深夜の唐突な国民福祉税宣言(消費税を3%から7%にあげる)。記者からの質問にしどろもどろ。そして二日後に撤回。佐川急便からの1億円の融資問題で紛糾すると、さっと退陣。その間、わずかの8カ月。えっ、何してるの?と国民を煙に巻いた。「担ぐ神輿は、軽くてパーがいい」と言った影のお人の言う通りだった。今度は小泉とか言う人の後押しが決め手とか。またかよ、と喚きたくなる。さらにその陰にはあの御仁も密かに支援しているらしい。76歳にもなってまだ自分が分かってないなんて、絶望的です。今度の立候補で薬師寺から依頼された80枚にも及ぶ「ふすま絵」の完成が遅れるとか。ま、落選された後にじっくりと仕上げればいいでしょう。
公約の政策も滅茶苦茶。脱原発は当選後に委員会を開いて道筋をつける。最低でも県外と言って何もできなかったルーピーと同じ匂い。笑ったのは防災対策が帰宅困難者対策の強化だって。帰宅困難者って、東京に通う千葉県や埼玉県や神奈川県の人が中心。都民はどうするの?まして直下型の地震がきたら、そんなこと言ってる場合ではない。脱原発のテーマ以外は何も考えていないことは明白。もう少しましな参謀がいなかったのか。残念ですな。いままで、後出しじゃんけんが効果的だったが、今回に限り、最後にバカ殿が登場してしまった。
東京都民の皆さま、日本中が注目しています。くれぐれも乱心者に踊らされぬよう。
私が選ぶなら確実に田母神俊雄。政策が極めてまとも。他に選択肢は見当たらない。ネット下馬評も断トツだ。が、都民の選択はどうだろうか。たぶん、? だろうな。
このうちどれだけ投票に行くか?
それによって結果は大きく異なるんでしょうね。
ま、舛添優勢は変わらないんでしょうけど…。
それにしても東京の有権者の数が多いのに驚きました。
首都圏ともなれば、日本人の4人に1人が集中してることになる。
いやはや、数字を見るとビックリです。
あ、そうそう明日、楽しみにしてます。
どちらにしても我々には関係ない話ですが、どうしてこんなに気になるのでしょうね。やはり首都だからかな。
桝添が有利なのは動かないのでしょうが、どうも胡散臭くて。自民党も独自の候補を立てられない弱さがありますね。やはり人材不足。日本の政治は困ったものです。