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をがわまなぶ
人類を放し飼ひして山眠る
山眠るが冬の季語で冬山の雰囲気が季語となっている。因みに春は「山笑ふ」夏は「山滴る」秋は「山粧ふ」と言ったところか。春夏秋冬の季節は巡り、人はこれを楽しむ。春のピクニック、夏山の本格登山、秋の紅葉狩り。こうした人々の行動も一巡したところで山は眠りに入る。どうぞご自由にと放り出された人々は暖かさを求めてそれぞれの居場所へ向かう。朝日新聞「朝日俳壇」(2014年12月1日)所載。:やんま記
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人類を放し飼ひして山眠る
山眠るが冬の季語で冬山の雰囲気が季語となっている。因みに春は「山笑ふ」夏は「山滴る」秋は「山粧ふ」と言ったところか。春夏秋冬の季節は巡り、人はこれを楽しむ。春のピクニック、夏山の本格登山、秋の紅葉狩り。こうした人々の行動も一巡したところで山は眠りに入る。どうぞご自由にと放り出された人々は暖かさを求めてそれぞれの居場所へ向かう。朝日新聞「朝日俳壇」(2014年12月1日)所載。:やんま記