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ホームから見ゆるお城や夏燕 宮本郁江

2018年06月29日 | 俳句
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宮本郁江
ホームから見ゆるお城や夏燕
どのお城だろうか駅のホームからお城が見えている。そんなプラットフォームの屋根裏には例年通り燕が営巣し子を成した。旅人の心にふる里への郷愁が湧いてきた。ふる里の燕は健在だろうか。今は鉄筋コンクリートの駅舎が多くなった記憶の中の駅舎は木造である。旅先の駅舎と燕の姿はお城の姿と共に記憶に深く刻まれる事となった。:句集「馬の表札」(2014年6月30日)所載。
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