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在りし日の父母を偲びて彼岸餅 福山久江

2018年03月21日 | 俳句
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福山久江
在りし日の父母を偲びて彼岸餅

暑さ寒さも彼岸まで、今年も春の彼岸がやってきた。例年通り餅を作り父母の墓前に供えるのであった。長寿社会となって父母の齢を越える方も多くなった。ようやくあの頃の父母の苦労が分かる年齢になったと言う事か。それにしても墓前に浮かぶ面影は優しく頬笑む顔ばかり。自分もそんな良い顔を残して逝きたいものだと思うが無理だろうなあ。遺影用の写真もそろそろ考えようか。あれやこれや物を思う:俳誌『百鳥』(2017年6月号)所載。

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