544
夏目漱石
塩辛を壺に探るや春浅し
春とは言えこの寒さ、熱燗で体を温めよう。ちょうど肴に塩からがある。と、これは呑み助の小生的発想である。食事に出されたものかも知れぬ。まその詮議はともかく、毎年の事だろうが春浅き頃の寒さは身に堪える。とはいえ三寒四温の繰り返しで徐々に本格的春へと向かって行く。近辺では鶯が来ない代わりに目白と鵯がやって来る。そんな庭先を眺めながら壺の塩辛を探っている。:備忘録。
夏目漱石
塩辛を壺に探るや春浅し
春とは言えこの寒さ、熱燗で体を温めよう。ちょうど肴に塩からがある。と、これは呑み助の小生的発想である。食事に出されたものかも知れぬ。まその詮議はともかく、毎年の事だろうが春浅き頃の寒さは身に堪える。とはいえ三寒四温の繰り返しで徐々に本格的春へと向かって行く。近辺では鶯が来ない代わりに目白と鵯がやって来る。そんな庭先を眺めながら壺の塩辛を探っている。:備忘録。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます