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塩辛を壺に探るや春浅し 漱石

2018年02月27日 | 俳句
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夏目漱石
塩辛を壺に探るや春浅し
春とは言えこの寒さ、熱燗で体を温めよう。ちょうど肴に塩からがある。と、これは呑み助の小生的発想である。食事に出されたものかも知れぬ。まその詮議はともかく、毎年の事だろうが春浅き頃の寒さは身に堪える。とはいえ三寒四温の繰り返しで徐々に本格的春へと向かって行く。近辺では鶯が来ない代わりに目白と鵯がやって来る。そんな庭先を眺めながら壺の塩辛を探っている。:備忘録。

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