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田水張る雲流れたり止まつたり 甲斐よしあき

2018年06月25日 | 俳句
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甲斐よしあき
田水張る雲流れたり止まつたり
田んぼに水が張られた.稲代の苗が運ばれて本格的田植えとなる。今では近代的に進化した耕運機が効率的に作業してくれる。それでも棚田であったり地域的な理由で非効率的なやり方の地方もあろう。わが周辺では古代米を手作業で育てているボランテイア団体がある。無農薬なので例年蛍が乱舞する。そんな地上を見下ろして雲がゆったりと流れている。時には止まって見える事があるが実際には微かに動き漂っているらしい。風も凪いでいるようだ。草笛を吹いてみる。:甲斐よしあき「句集・抱卵」(2008年5月4日)所載。
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