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秋の燈のいつものひとつともりたる 木下夕爾

2016年09月25日 | 俳句
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木下夕爾
秋の燈のいつものひとつともりたる

秋の黄昏。いつもの場所を歩いてくると何時もの家に燈が点った。そんな些細な事の確認が今は日々の楽しみとなっている。空には宵の明星がぴかりと浮かぶ。街の燈が一つ一つと点って夜が急速に襲ってくる。秋の夜は長い。『名俳句1000』(2002)より引く:やんま記

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