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薬飲む寒九の水をたつぷりと 鬼久保明子

2019年01月21日 | 俳句
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鬼久保明子
薬飲む寒九の水をたつぷりと

小寒から九日目の厳寒の寒九である。日々の薬も数が増え水をたつぷりと飲まねば飲み干せぬ。喉をこくこくと鳴らしながらようようにして飲み干した。一病息災とは言うがこうして命ある事にまずは感謝である。後幾年元気でいられるであろう。健康で友達に恵まれて小銭を少々使える幸せ。寿命は神のみぞ知る事なればこの事は考えぬ。:俳誌『百鳥』(2018年4月号)所載。
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