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炎天に老人誘導棒を振る:野上卓

2021年08月05日 | 俳句
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炎天に老人誘導棒を振る:野上卓
炎天が続く昨今である。街角で老人が誘導棒を振っている。日焼けした顔の汗も乾ききっている。こうして健康で何時までも働ける人を羨ましいと思う。我が町でもボランテイアの老人が散見される。公営自転車置き場の管理人とか町内や通学路の巡回や公園のゴミ拾いなどなど。エンジョイパトロールという制度があって散歩の時は黄色い安全パト帽で歩くと言うもの。そんな事もリタイアした自分の老いの深さを嘆く次第である。<炎天や足棒にして労働す:やの字>:朝日新聞『朝日俳壇』(2021年8月1日)所載。
<筆者高齢により近々に筆を置かせていただきます>

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