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片山由美子
地に触れず空には遠く秋の蝶
天と地の間(あわい)に心地よい風が吹き渡る。野は今秋を深めている。花野は百花繚乱の体をなし、そこにここにと蝶が舞っている。地に触れる事無くかとて秋空高く飛んでいる訳でも無い。春の軽妙な蝶とは趣を変えた妖艶な秋の蝶がそこにある。花在れば花に舞う蝶これ有り。冬の季節にはまだ間がある。『角川・俳句』(2012・11月号):やんま記
片山由美子
地に触れず空には遠く秋の蝶
天と地の間(あわい)に心地よい風が吹き渡る。野は今秋を深めている。花野は百花繚乱の体をなし、そこにここにと蝶が舞っている。地に触れる事無くかとて秋空高く飛んでいる訳でも無い。春の軽妙な蝶とは趣を変えた妖艶な秋の蝶がそこにある。花在れば花に舞う蝶これ有り。冬の季節にはまだ間がある。『角川・俳句』(2012・11月号):やんま記
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