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川井智月
やまざくらちるや小川の水車
山里のせせらぎに水車が廻っている。折しも山桜がはらりほろりと降り注いでいる。舞うが如き落花を受け止めて春の小川はさらさらと流れて行く。智月は商家の奥方で芭蕉の門人。晩年悠々として風月を親しんだと言われている。外に「それでこそ命おしかれさくら花」などが智月らしい。岸辺は今菫、蒲公英、蓮華草の花盛りである。:『名俳句一〇〇』(2002・彩図社)所載。
川井智月
やまざくらちるや小川の水車
山里のせせらぎに水車が廻っている。折しも山桜がはらりほろりと降り注いでいる。舞うが如き落花を受け止めて春の小川はさらさらと流れて行く。智月は商家の奥方で芭蕉の門人。晩年悠々として風月を親しんだと言われている。外に「それでこそ命おしかれさくら花」などが智月らしい。岸辺は今菫、蒲公英、蓮華草の花盛りである。:『名俳句一〇〇』(2002・彩図社)所載。
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