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豊田静世
万緑に鳥の溶けしか声ばかり
何方を向いても緑の世界。その緑を覗き込めば鳥の声に満ちている。森の緑に融け込んだ森と一体化した鳥の声が重厚な空気を醸し出している。この深き緑を「万緑」とは良く言ったものだ。鳥は鳴く声で互いの存在を確かめるが、さてその他の虫や蛇らの住民達はひっそりと潜んで目や耳に捕獲される事は無い。万緑に黙深し。:俳誌「ににん」(2017年秋号)所載。
<いらっしゃいませー俳句喫茶店・つぶやく堂ーどうぞお入りください>
豊田静世
万緑に鳥の溶けしか声ばかり
何方を向いても緑の世界。その緑を覗き込めば鳥の声に満ちている。森の緑に融け込んだ森と一体化した鳥の声が重厚な空気を醸し出している。この深き緑を「万緑」とは良く言ったものだ。鳥は鳴く声で互いの存在を確かめるが、さてその他の虫や蛇らの住民達はひっそりと潜んで目や耳に捕獲される事は無い。万緑に黙深し。:俳誌「ににん」(2017年秋号)所載。
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