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信濃いま触れ合ふ音のみな新樹:甲斐由紀子

2021年06月12日 | 俳句
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信濃いま触れ合ふ音のみな新樹:甲斐由紀子
都会の喧噪を離れて信州信濃の地に立つ。吹き渡る爽やかな風に新樹の触れ合う音が運ばれて来る。目にする緑もせせらぎの音も心を洗う。深呼吸を二度ほどすれば命の洗濯も完了するというもの。何鳥か鳴いて森に戯れる。吾も遊子の一人とならむ。:角川書店「合本・俳句歳時記」2019年3月28日掲載
(木漏れ日にしてさやさやと新樹光:やの字)
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