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寒柝の一打に闇のあたらしく:田口紅子

2020年12月22日 | 俳句
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寒柝の一打に闇のあたらしく:田口紅子
わが町内でも恒例の当番制夜廻りが始まった。七人一組で拍子木を叩く者火の用心を叫ぶ者と割り当てられる。さてこの拍子木だが何処で買えるのか。スーパーに無しコンビニに無し。でもそこはネット社会の素晴らしさ検索すれば一発で出てくる。ただし音色は届いてからのお楽しみとなる。一番手が本部に帰って来た。二番手が出発である。ポットに潜めた熱燗を煽る輩が一人や二人は居る。ヒノヨ~ジン!カッチカッチ!!<寒柝の声上げる役をなごなり:やの字>:俳誌「俳壇」2020年12月号所載。
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