やんまの気まぐれ・一句拝借!

俳句喫茶店<つぶやく堂>へご来店ください。

田仕舞の煙ひと筋夕鴉:佐俣まさを

2020年08月25日 | 俳句
358
田仕舞の煙ひと筋夕鴉:佐俣まさを
収獲を終えて秋の農事も今日で仕舞いとなる。作業の最後に散逸して藁屑を燃やして一切が終わる。腰を伸ばして。遠く眺めやれば煙がひと筋立ち上っている。我が関東平野に遠く筑波を眺めつつ一筋の煙を眺めやれば秋の深まりが感じられ感慨深い。そんな人様の一部始終を高みの見物をしていたのが鴉くん。今年も事無く農事が過ぎた。西空が真っ赤に焼けてきた。<耕運機納屋にどつかと秋収め:やの字>:俳誌「春燈」(2019年12月号)所載。
<いらっしゃいませー俳句喫茶店・つぶやく堂ーどうぞお入りください>