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木道のひとり分の音秋高し:ひであき

2020年08月20日 | 俳句
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木道のひとり分の音秋高し:ひであき
高原を歩いている。湿原に入ると環境保護などの為に木道が敷かれている。さっきから響いているのは自分の足音である。一人ここまでやって来た。不意に襲う淋しさは孤愁と言うものか。自分と言う魂を肉体に宿らせて歩く。肉体の重力が木道を響かせている。魂だけが天高く舞ながら漂って行く。<無で良しと悟れば軽し秋の空:やの字>:ネット喫茶店「つぶやく堂」(2020年8月17日)所載。
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