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紅梅や上着小脇に男来る​ 鈴木かこ

2020年02月08日 | 俳句
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鈴木かこ
​紅梅や上着小脇に男来る​

梅林だろうか紅梅が咲いた。厳しい冬を耐えて待ちかねた春の到来である。そこへ上着を小脇に男がやって来る。人生の春の出会いの機微は春風に乗ってやって来る。この男とのご縁や如何に。さてこの時期は三寒四温で服装にも気を遣う。厚着か薄着かそれが問題である。先人の知恵によって重ね着で行けば良い。暑ければ一枚ずつ脱いで行けば良い。我がちゃんちゃんこは小脇に抱えても様にならないが。:俳誌「はるもにあ」(2019年5月号)所載。
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