今日の出来事

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「嫌消費」世代、言い得て妙

2011-01-22 | 
「収入が十分あっても消費しない」傾向を「嫌消費」というそうな。
1980年代前半生まれのバブル後世代に顕著だそうだ。

『児童期のイジメ体験、勤労観の混乱や就職氷河期体験によって
植え付けられた「劣等感」があり、
買って後悔すること、将来の負担になるリスクは回避しようとする。』
(「嫌消費」世代 経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち
  :「週刊ダイヤモンド」2009年12月26日号より要約引用)

まさに我が子の世代。
あの子は何故あんなに自信がないのだろう?と、
不思議に思うことが、これまでに多々あった。
自己主張が少なく、いつも引っ込み思案な感じなので、
過保護に育てすぎたかと、わが身を反省することもあった。
でも、この「嫌消費」世代という視点で見ると、
まさしく、その世代の典型的なスタイルなのだそうだ。

いちいち思い当たるんだよね。
私のお下がりの車でも、結構気に入ってるようだし、
ウチご飯が好きで、外食は友人とのラーメン屋めぐりくらい。
少ない給料でも飄々と暮らし、こつこつ貯金し、
4年間もらった奨学金も、3年で繰り上げ返済してしまった。
でも、よく「私なんか」と言う。
ハタから見ると、十分頑張ってると思うんだけど。

「自分の夢や理想を高望みして周りと衝突するより、
 空気を読んで皆に合わせた方がいい」と、
どこか諦めたような若者たちに比べると
頑張れば将来に結びつくと信じられた私たちの世代は、
実はとっても幸せだったのかもしれない。


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