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「ヒマジネーション」を観た

2005-12-25 | 映画・舞台・テレビ
 高校演劇の「白雪公演」に行ってきました。これは二つの高校の演劇部の合同公演会です。名前どおり、美しい白雪にすっぽり埋もれた文化センター中ホール、スタッフの人がせっせと雪かきをして無事開場できました。
 さて、今回のイベントは我が家には一大イベントでした。なぜなら、娘の脚本・演出・音響の創作劇だからです。家族揃って出かけました。幕が上がるまでは本当にドキドキしました。「ヒマジネーション」という題名からして、ヒマとイマジメーションを合わせた造語です。姉は脚本の段階で読んでいたということですが、親は初めて観る舞台です。大丈夫かな。お客さん、笑ってくれるかな。一応コメディらしいのです。でも、上演中に客席から何度も笑いが上がっていたので、ほっとしました。
 ストーリーは「道端に落ちていたぬいぐるみをめぐり、たまたま来合わせた他人同士が、次第に奇妙な連帯感を育てていく」というもの。このぬいぐるみが何故ここに落ちていたのかを、登場人物が様々なプロットを考え演じていく。SFあり、感動物あり、火サス調ありのボケとツッコミが軽妙な展開でした。オチもなかなかうまく決まっていて、高校生の創作劇としてはまずまずではなかったかな。
 ただ、その劇中劇(?)を通して、登場する人々の抱える問題が次第にあぶりだされていくような展開があると、もっと奥行きが出たのではないか、と思いました。劇の中でふと垣間見える、普段は表に出さずにいる悩みや思いが、他の人とのやり取りの中で、少しだけ光の方へと背中を押されていくような感じが欲しかった。勿論、自分に書けと言われても、とてもできないんだけれど。
 芝居自体は、高校生といえど、セリフも明瞭でなかなかの出来栄えだったし、開演前のドキドキも、始まるとすぐに忘れて、お芝居を楽しむことができました。本人は音響で失敗したのを気に病んでいましたが、親としては、とても嬉しい一日でした。頑張ったね。(ちなみに一番左が娘です。) 


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2 コメント

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公演成功 おめでとうございます (mayumi)
2005-12-26 09:34:51
これ、本当に拝見したかった...。

高校の大会シーズンではないし(なぜか詳しい(^^;) )、と

思っておりましたが なるほど二校合同の自主公演ですね。

お嬢さんの 作・演出・音響とあっては、

ハラハラドキドキながら さぞ見応えがあったことでしょう。

泣かせるより笑わせる方が難しいものです。

素敵なクリスマスになって 良かったですね。



中三の息子が 卒業式の後3月の公演にも参加するのですが、

現在 台本決めの真っ最中らしいのです。

部員数が充分でないとか 感動が欲しいとか

部員のお嬢さん達の好みをまとめるのは なかなか大変のようです。

(とーちゃんの台本は お嬢さん方の好みではないらしい)

学校演劇の脚本として そこそこ有名な『ジャンバラヤ』

という物に 決まりかけているようですが、

はてさて どうなりますか。



演劇は中学でおしまいと 決めている様なので

彼の最後の舞台となるのかな...。
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最後の舞台ですか・・・。 (ヤナギオ)
2005-12-26 21:29:59
 そろそろ次の学年にバトンタッチする時期ですものね。息子さんはキャストの方ですか?ウチの娘はスタッフなので、一度も舞台に出たことはありませんでしたが、今回は脚本・演出ということで挨拶に出たので、すかさずパチリ。(本当は駄目かも)

 演劇部の人数には波がありますから、脚本選びも大変ですね。こちらでも、ウチの娘の学校はかなり大人数でキャスト選びもオーディションになるのですが、たった3人という学校もあります。がんばってくださいね。
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