闇夜の烏の変な世界

とりあえず、何にでも興味持ちますw
日々、気になった事を日記感覚でアップしてみようかと。

三菱のディーラーさまで 「エクリプス クロス」

2018-09-11 00:35:00 | 日記

​関東マツダで 「アクセラ」 のオイル交換を実施。

その帰り道、いつもと違う道をドライブしてたのですが…。

 

街道沿いに三菱のディーラーが見え、その店頭に 「エクリプス クロス」 が見えました♪

先日、目の前を横切った 「エクリプス クロス」 を見てから、その独特なカッティングボディが記憶に焼き付いてた車です。

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またいつもの衝動が抑えられず、「何とか近くで実車を見てみたい」!

気付けば、「アクセラ」 で三菱ディーラーに飛び込んでましたww

 

既に時間は18時をまわり、業務終了の頃です。

雨降る中、少しでも実車を見せて頂けたらとお願いに上がったところ、カタログまで頂いて丁寧な説明を頂戴できました。

この辺り、意外にクールでドライな印象が強いマツダのディーラーとは違い、心地良さを感じましたw

 

三菱といえば、私は免許取得して最初に買ったのが 三菱ジープ J54型です。

その車がボロボロになって、次がまた 三菱ジープ J54型。

更に次はガソリンのモデルも経験したいと、三菱ジープ J59型 と、気づけば3台もジープを乗り継いだ私。

当時ですら、既に生産が終わっていたジープ。

中古車だったり、ヤフオクだったりと 新車ではどれも買えなかったので、三菱ディーラー は ほとんど初めてに近い。

 

既に日は暮れ、店員もちらほら帰り出す中、店員さんの丁寧な説明が続きます。

流石にこの時間、軽く実車を見せてもらったら帰ろうと考えてました。

早い時間なら試乗というパターンもあるのだろうけど…。

 

屋根のある下にシルバーの 「エクリプス クロス」 を用意して頂き、各部の説明を頂戴。

昼間では見る事ができない部分を拝見でき、かなり貴重な体験です。

 

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特徴あるリアデザイン。

夜間では両側のテールランプ(赤)が < > 字に光り、目立ちます。

ブレーキを踏んで頂くと、ストップランプが加わり ←-→ 字に繋がって光る辺り、結構お洒落w

 

バックランプは点灯させて頂き気付いたのですが、バンパー左右下に大きなランプがあり、結構明るかったです。

マフラーは見えない処理が施されていた、この辺りは個人的には残念。

最近はEVやハイブリッドが人気な風潮、エンジンの象徴たるマフラーはデザイン上 隠されるのが多いのは仕方ない、か。

 

それにしても、車体中央を大胆に絞り込むキャラクターラインの目立つこと!

最初見た時は、何て変な形かと感じたものの、こうして実車を前にすると リアデザインへ繋がる役目を担ってると理解できます。

 

リアの上下グラスエリアは、TVでも絶賛されていた視認性の高いもの。

実際、運転席に座ってルームミラーを見ると、想像以上に後方視界は良好でした。

 

リアワイパーは、上側のグラスエリアのみを拭きます。

雨だったので動かして頂きましたが、まぁ長さを考えればかなり拭くエリアは広い印象です。

そのワイパー、ガラス上側から生えていて、普段は隠されてます。

上側から生えるワイパーって…、三菱ジープを思い出してしまったのでしたw

 

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前側に回ると、コンパクトSUVに分類されるのでしょうが、「ヴェゼル」 や 「CX-3」 がスラントしたノーズで低目にデザインされてるのに対し、高めのボンネットと相まって存在感が強いですね。

この辺り、売れ筋の 「アウトランダー」 や 「パジェロ」 に通ずる、三菱らしい大胆さを感じました。

他社の SUVとは一味違った、骨太な印象みたいな。

 

この「エクリプス クロス」 の顔は、最近の三菱が出すコンセプトカーのソレを完全に踏襲しています。

正直、モーターショーとかの画像を見ると 「オモチャっぽい感じ」 がしてたのですが、実車を前にすると 「いやいや、これもアリでしょ」 というのが本音に。

 

デザイン的に一番の特徴と言えそうな、左右下側のライト窓、とても大きい。

日が暮れてるのをイイことに点灯して頂くと、上側にウィンカー(見易い)で、下側は大窓のフォグランプになってました。

このフォグランプ、今時珍しい 「電球色」 に光るんですね、これは発見です。

 

最近の車はLED化が進み、ヘッドランプもフォグランプも青白い超白色になる事が多い。

我が家の 「アクセラ」 も、LEDヘッドライトと、小径フォグランプ、何れも白色で 雨天や雪道での視界はあまり宜しくない。

おまけに、最近のマツダはバルブを交換できない仕様になっており、汎用バルブをフォグだけでも交換できる 「エクリプス クロス」 は凄く羨ましく見えました。

 

と、説明が脱線しかかりましたが、白色のヘッドライト+電球色の大窓フォグランプのコンビネーションが輝くソレは、とても美しく輝く顔を作り出しているのですね♪

 

デイライト、というワケでは無いようですが、ライン状に並ぶLEDランプは、ヘッドランプユニットの 「下側」 をなだらかに縁取ります。

顔を引き締める配置です。

 

因みに、ヘッドライトは内側の2灯がハイ/ロー の一般的なプロジェクターライトだったのはビックリ。

てっきり、外側の2灯がハイビームとか分かれてるもんだと思ったら、実はダミー(コーナリングランプなのかもしれないが)でしたww

ライトの数もデザインされてるって事らしい、意表突かれました。

昼間は点灯しないから、そういった考え方もアリなのでしょうね。

 

外観で尖がった感があるノーズ、実車を見ると何となく理解できます。

 

「エクリプス クロス」 は 直線でカットするのを基調に、全体がデザインされてる事が判ります。

ダイヤモンドのカットを基調にデザインされてる 「ヴェゼル」 よりも、より大胆にカットされた 「ダイヤモンド」 って印象です。

兄貴分の 「アウトランダー」 が丸みを帯びたふくよかなラインを基調とするなら、より若々しいギュッと引き締まった印象といった感じでしょうか。

ともかく、どこを見ても 「力強い」。

 

画像が圧倒的に少ないので説明が難しいのですが、リアハッチを開けたところは面白かったです。

デザイン上、リアトランクが犠牲になってる典型的な車に 「C-HR」 が印象的ですが、「エクリプス クロス」 は奥行きがあり、両脇は起伏が多くても有効空間が稼がれてて案外広い印象です。

狭いと称される事が多い 「CX-3」 よりは広いと思うものの、起伏が多いから実際は同程度かも。

前後に広い荷室は、リアシートのスライドにも役立ってるのですね。

後部ドアを開け、リアシートの稼働域を見せてもらえました。

何と、この広さな上に リアシートが リクライニングまでするって、これは快適そうです!

 

それにしても、全体にいえる事ですが 「メッキが多い」。

これでもかと随所に 「メッキ」 が使われる辺り、ちょっと古臭さにも通じる印象が私にはありました。

 

私が好感を持つ未来的で不思議なデザインのマツダが、こうした装飾を極力省き、不要なラインを限界まで避け、シンプルな形で車を表現するのとは真逆な手法な事が印象的です。

どちらが優れてるとか言う話ではなく、日本車が昔から好んで使ってきた手法が現代でもこうして生きてる辺りに、斬新なんだけど懐かしいみたいな不思議な感覚になってる気がする。

 

部分的な話ですが、ドアハンドルがボディプレスに沿って 少し斜め下を向いて設置されてます。

握ってみて思ったのですが、意外と握り易くて私は好きw

 

室内を見せて頂くと、特に特徴が無い印象の 「アウトランダー」 とは対照的に、インパネも若々しくデザインされてました。

驚いた事に、かなり大型のコンバイナーが付いていて、最近の流行なのでしょうか、カラー表示で速度や警告、ナビ等の画が出て見易かった。

 

メーターパネルはオーソドックスな配置ながら、夜間だと中央のカラー液晶や 各部のカラー光が入り かなり派手な印象。

これも昼間では判らない部分ですね、ラッキー。

 

サイドブレーキは電子式で、センタートンネルは助手席とを完全に仕切るデザイン。

運転席を完全に ドライバーズシート として捉えてるのが好印象。

 

最近では少数派になってきた、DINサイズのナビが入る場所があるのが逆に新鮮だし、いいなと思いました。

この車にはオプションの大画面ナビが付いていて、老眼入ってる当方にはとても見易く、うらやましいと感じました、マジでw

 

座らせて頂くと、シートの生地は特段 目新しいものには感じませんでしたが、ホールドは悪く無かった。

少なくとも、先日の 「ジムニー」 よりは腰が落ち着きました。

 

目線を前にすると、やはりボンネットの存在感が強い。

この辺り、昔のCCVに近い雰囲気がどことなく感じるのは気のせいかな。

 

かなり時間が押してるので、そろそろ帰らねばという頃合い。

三菱の社員さんもちらほら帰り始めてる(営業さん、遅くまで大変申し訳ない!)

 

またしても 「軽くまわってみますか」? と嬉しいお言葉。

流石に今回はドップリと日が暮れ、雨も降ってるから試乗という発想は無いものと諦めてただけに少々頭が混乱するも、自分の欲求には逆らえずお言葉に甘える失礼な私…。

 

1,500cc のダウンサイジングターボ、AWDモデル。

ミッションはCVT、個人的に抵抗ある機構。

 

走り出すと、恐ろしく静かな室内にまず驚き。

走りの滑らかさといい、ガソリンの 「CX-3」 に匹敵する快適さですね、イイ。

 

次の驚きはハンドリング。

SUVとは思えない クイックなフィーリングは スポーツカーに乗ってるのではと錯覚するシャープさです。

ハンドル自体の仕上げは、固目でカッチリと締った皮に、ピアノ調樹脂が混在するデザイン系。

ちょっと滑り易く、以前試乗した 「ヴェゼル」 同様にあまり好きなタイプでは無いかなぁ。

個人的には、「C-HR」 や 「CX-3」 のように、適度なしなやかさを持ち、指がシットリと落ち着くタイプのステアリング仕立ての方が好みかと。

これは個人の好みにもよる部位だと思うけど、マンマシンインターフェイスの重要パーツだけに購入前にはチェックしたいですね。

 

それにしても、コーナリングが楽しい♪

何て言うのか、SUVぽくない シャープな切れに驚かされます。

その上、乗り心地が絶妙。

 

あくまでも個人の感想ですが、ガソリン の 「CX-3」 より締った足回りなのに、不快な突き上げがほとんど来ない。

「CX-3」 はMCで劇的に乗り心地が改善され、大人の乗り心地に磨きが掛かったが、いかんせん大きな入力では未だに尖った突き上げが目立ちます。

車体の剛性感がハンパ無いのに、足回りがシッカリと動いて上屋を安定させる感じ。

似たような乗り心地の良さに 「ジムニー」 がありましたが、あちらにはないボディーの切れが 「エクリプス クロス」 には感じられました。

う~ん、何と言うか 若々しく軽快(痛快)な乗り心地みたいな。

それなのに接地感がとても高く、大口径ホイールの粗さをほとんど見せない。

 

大人のフィーリングなら 「CX-3」 が最近だと好印象(突き上げは何とかしてほしい…)だが、スポーティーに運転を楽しむなら 「エクリプス クロス」 はかなり高いポイントになると思います。

 

参考程度に聴いた購入者様の燃費事情は、夏の暑さでエアコン全開のためか 10Km/L程度って感じらしいから、これもエコカーでは無いかな。

 

そうそう、大きなサイドウィンドウのお蔭で、横の視界は見た目よりは良好な印象でした。

が、雨の中の運転で速度が低かったせいか、水滴がミラー全体についてしまいほとんど後方が見えなかった。

これはこの車だけの問題ではなく、バックミラー特有の問題なんですけど、ね。

ディーラーの方に調べて頂いたのですが、マツダみたいに撥水オプションとかは特に見当たりませんでした。

もし私が購入となったら、市販の撥水シートとかでミラーを加工して視界を確保でしょうか。

 

後方上下のウィンドウ、雨の中では下側が曇って見えなくなったのも、雨中試乗ならではの発見。

上側はワイパーもあるし、視界は良好でしたから「優秀」だと思います。

 

途中、かなりの坂道でアクセルを開けたのですが、結構力強くてパワー不足感は感じなかった。

また、苦手なCVTの唸りも私の耳では捉えられず、言われなければCVTというネガな印象は無かったです。

まぁ、厳密には僅かに回転に対して速度が後からついてくる場面はあるのですが。

 

ディーラーの方のご厚意で頂いた貴重な試乗時間。

幅1.8mを僅かに超えるサイズを感じない取り回しの良さと、シャープに切れるステアリングフィールに快適な乗り心地。

チープさの無い室内の仕立てといい、最近ではかなりポイントの高い車ですね、コレ。

 

ボディに大胆なキャラクターラインを施し、メッキで加飾して個性を際立たせる 「エクリプス クロス」。

外からは意外かもしれない、センスの良い室内仕立て。

SUVは欲しいけど、走りの良さにウェイトを置きたいという方には是非とも一度、試乗をお勧めしたいです。

バッテリーで車重が重いEVやハイブリッドにはない、軽快かつ痛快な 「エクリプス クロス」。

これは意外と面白い。

 

これから冬が来る。

四駆システムとして歴史の深いスバルと三菱。

雪上でどんな評価を示すのか、なかなかに興味深い 「エクリプス クロス」 です。

 

最後に、重ねて試乗までの貴重な時間を頂戴した三菱ディーラーの方々にお礼申し上げます。



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