![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/3d/aff2031091e7171d00cecec4d395ae52.jpg)
FURAI用に準備したリアのカーボン製ダンパーステイ。今は様々な種類のカーボンが登場してますが、基本は編んだ炭素繊維と樹脂の積層複合体。メリットは金属と異なり軽い比重から高強度を出せる事。そして硬さを保ちながら異なる物質間のエネルギー移動時に生じるロスを生かし、特に高周波の振動を吸収できる。これが今、巷で大ブーム(私は反対派ですが)のスポーツサイクルのパーツの大半がこの高価なカーボン尽くめになってたりします。振動を吸収(ロスになる)する構造になってないロードバイクを少しでも疲れ難くする等のメリットもあるようで。
脱線しましたが、この複合素材、というところにはデメリットもあります。剥離(シンプルな物で起こりやすいかな)が起きたり、割れると破断面がザクザクの危険な状態となり、危険な繊維が大怪我を起こしたりします。目に見えないような微細な粒子でも目に入れば失明の恐れもあるのは十分理解して使いましょう、マジ危険です。
画では横の断層のような面に浸透性の接着剤を塗っている途中を写しています。判り辛いのですが右側が接着剤を塗った直後、左側が素のままです。面倒ですがぐるっと一周、断面が出てる箇所全てに接着剤を浸み込ませて安全を図るとともに寿命を延ばすようにしてます。最近は分かりませんがカーボンが自転車のフレームに使われ出した頃には保管時に日が入らない場所に置くようにと言われてました。紫外線を当てるとカーボンは劣化が加速するのだそうですが、今となっては本当か嘘かマユツバですね。
コメント
- そらはな [2011年5月28日 23:37]
- こんばんは!
カーボンって怖いんですね。
これが原因で怪我した事ってありますか?
なんだか、金属が皮膚の表面に刺さった時みたいにチクチクする感じがする。
ところで、私もカーボンが太陽光で劣化するって聞きました。
ブリジストンの営業さんのお話でしたけど。
劣化するから大体3~4年で車のタイヤは交換しないといけないって。見た目がきれいでも、中はボロボロになるって言ってました。 - やみがらす [2011年5月28日 23:56]
- そらはなさん、いらっしゃいませ。
炭素繊維の太さは恐ろしく細いので簡単に皮膚の表面を通過すると思います。
このblogの過去でカーボン研磨した時に素手でえらい目にあった苦い思い出が(汗。
紫外線がいろんな物を劣化させる力を持つのはカーボンにも例外じゃない、か。
あのカーボンの模様を見るとゾクゾクするのですが隠した方が良さそうですね、残念。 - そらはな [2011年5月29日 0:27]
- ゾクゾクするの、わかります!!
あの模様は独特ですものね。
過去記事を探したんですが「えらい目にあった」記事を探しきれませんでした。
読みたかったんですけど、違う記事に目移りしてしまいます(*^^)v
とっても面白い記事が多いですね。世界を相手の記事など(同調するモノ多し)
毎日、過去記事を探っていきますね。
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