毎日ｊｐ 首相ＶＳ記者団 より
「首相ＶＳ記者団」とは
首相に対するいわゆる「ぶら下がり」取材のやりとりをそのまま活字にして掲載しているものです。
居酒屋タクシー （6/25）
Ｑ いわゆる居酒屋タクシー問題で各府省の調査結果が出ました。全体で１４０２人が何らかの接待を受け、特に財務省では６００人と飛び抜けていました。
Ａ まあ、あのー、まあ、あしき慣習というんですかね。まあ、あまりかっこいいことじゃあないですね。ええ、特にあの金品をもらうとかいうこと、これはもうね、言語道断という感じがしますけれども、適正な処分、発表されたと思うが、今後こういうことのないようにして欲しいと思います。
『あまりかっこいいことじゃないですね』
どこを押せばこんな返事が返ってくるのだ。
『今後こういう事のないようにして欲しいと思います』
そうさせるのが行政の長たるあんたの仕事だろう！
Ｑ 今後、行政府の長としてどのように対応し、国民に説明しますか。
Ａ そもそも、そもそもね、そういうことは、公務員倫理法というものに照らして、その精神に照らして考えて欲しいですね。常識の問題。全く常識の問題ですよ。
Ｑ 国民も怒りを覚えていますが。
Ａ だから常識守らないんだったらどうしようもないですね。
『常識守らないんだったらどうしようもないですね』
どうせ一般庶民の常識など持ち合わせていない連中だ。こいつらをなんとかするのがあんたの仕事！内閣総理大臣が『どうしようもない』では済まされまい。
◇無駄ゼロ (7/1)
Ｑ 国会議員の無駄遣いについては議論すべきと思いますか。
Ａ 国会議員の無駄遣いというのは難しいね。どういうことですか。具体的に。国会議員そのものが無駄だって言うの？
Ｑ 例えば議員歳費、給料を削減するだとか。
Ａ いやだから無駄なんですか？ 無駄を削減するとおっしゃるけれども、国会議員の給料は無駄なんですか？
Ｑ 国会議員全体の…。
Ａ まあ、それは国会議員のことだから、まあ、国会で議論してもらうのが一番いいけれどもね。
あんまりおもしろいのでまた使わせて貰った。
なんか妙にむきになっている福田がおかしい。
◇ジンバブエ (7/2)
Ｑ ジンバブエのムガベ大統領について、野党を弾圧したとして国際的非難が高まっています。米は常任理事国に制裁決議案を提示しましたが、日本政府の考えは？
Ａ えー、まずですね、ジンバブエで非民主的な選挙が行われて非常に残念。我が国としてどうするか、ということになるが、まずは関係する諸国とよく相談して対応するということになる。我が国だけで直接どういうことをし、影響力を発揮できるか分からない。関係諸国と協議していきたい。
Ｑ 協議には入っていますか？
Ａ してるんじゃないの？。外交当局がしてるんじゃないの？。私がしてるんじゃない。
思わず笑ってしまった。
◇北海道開発局 7/2
Ｑ 開発局はどうなりますでしょうか。
Ａ 開発局、どうなるんでしょうね。しっかり考えてください。北海道も、自分の所のことなんだから。
Ｑ 総理ご自身はどう考えているのですか。
Ａ だから、地方分権を進めているんですからね。で、その地方分権というそういう趣旨をしっかりとわきまえて合理化をしていくということが大事なんじゃないでしょうか。
◇食糧自給率 7/2 夜
（福田）まあ、われわれも少し出来ることは国内の食糧農産品を食べるということ。それがいいんですけどね。まあ、みなさんも不精しないで、朝ごはん、朝ごはんですよ。ね。しっかりと食べるようにお願いします。一番いい。
日本国内閣総理大臣が「一番いい」とお薦めの食糧自給率ｕｐの方策がこれか！
◇七夕とサミット 7/3
Ｑ 今日、三重県の小学生がつくった七夕飾りをごらんになりました。環境の願い事などもありました。改めてサミットに向けて。
Ａ あのー、あれですか？若い人に会った。
Ｑ いやあの、七夕。
Ａ あっ。七夕。
Ｑ ごらんになって環境について、どう思いましたか。
Ａ あなた、どちらの方？三重県の方？関係ない？
（秘書官が「中日新聞社です」）
Ａ えっ、中日、ああ、そうかそうか。ふふ。まあ、それはあのー、どういう立場でお聞きになっているかということをわきまえた上でお答えしなければいかんと思いますけれどもね。あのー、松坂のね、若い子供さん方が書いてくれた短冊、拝見しました。まあ地球環境に関することもあったし……。
Ｑ 総理はどのような短冊を？。
Ａ ん？まだ考えていない。その日にならないと分からないものですよ、こういうのは。
読んでいるうちに暗澹とした気分になってくる。
内閣総理大臣と言えば、国の最高指揮官。その指揮官の脳みそがスカスカ状態。
おもしろうてやがて悲しき福田かな 馬笑
（おもしろうてやがて悲しき鵜船かな 芭蕉 のもじりです）
余録
首相、アシモとの“会談”はギクシャク
人間相手にあの応答。
ロボット相手ではぎくしゃくするのも無理はない。
今からでも暫定税率廃止！
古書 那珂書房
特に歴史書が充実しています
「首相ＶＳ記者団」とは
首相に対するいわゆる「ぶら下がり」取材のやりとりをそのまま活字にして掲載しているものです。
居酒屋タクシー （6/25）
Ｑ いわゆる居酒屋タクシー問題で各府省の調査結果が出ました。全体で１４０２人が何らかの接待を受け、特に財務省では６００人と飛び抜けていました。
Ａ まあ、あのー、まあ、あしき慣習というんですかね。まあ、あまりかっこいいことじゃあないですね。ええ、特にあの金品をもらうとかいうこと、これはもうね、言語道断という感じがしますけれども、適正な処分、発表されたと思うが、今後こういうことのないようにして欲しいと思います。
『あまりかっこいいことじゃないですね』
どこを押せばこんな返事が返ってくるのだ。
『今後こういう事のないようにして欲しいと思います』
そうさせるのが行政の長たるあんたの仕事だろう！
Ｑ 今後、行政府の長としてどのように対応し、国民に説明しますか。
Ａ そもそも、そもそもね、そういうことは、公務員倫理法というものに照らして、その精神に照らして考えて欲しいですね。常識の問題。全く常識の問題ですよ。
Ｑ 国民も怒りを覚えていますが。
Ａ だから常識守らないんだったらどうしようもないですね。
『常識守らないんだったらどうしようもないですね』
どうせ一般庶民の常識など持ち合わせていない連中だ。こいつらをなんとかするのがあんたの仕事！内閣総理大臣が『どうしようもない』では済まされまい。
◇無駄ゼロ (7/1)
Ｑ 国会議員の無駄遣いについては議論すべきと思いますか。
Ａ 国会議員の無駄遣いというのは難しいね。どういうことですか。具体的に。国会議員そのものが無駄だって言うの？
Ｑ 例えば議員歳費、給料を削減するだとか。
Ａ いやだから無駄なんですか？ 無駄を削減するとおっしゃるけれども、国会議員の給料は無駄なんですか？
Ｑ 国会議員全体の…。
Ａ まあ、それは国会議員のことだから、まあ、国会で議論してもらうのが一番いいけれどもね。
あんまりおもしろいのでまた使わせて貰った。
なんか妙にむきになっている福田がおかしい。
◇ジンバブエ (7/2)
Ｑ ジンバブエのムガベ大統領について、野党を弾圧したとして国際的非難が高まっています。米は常任理事国に制裁決議案を提示しましたが、日本政府の考えは？
Ａ えー、まずですね、ジンバブエで非民主的な選挙が行われて非常に残念。我が国としてどうするか、ということになるが、まずは関係する諸国とよく相談して対応するということになる。我が国だけで直接どういうことをし、影響力を発揮できるか分からない。関係諸国と協議していきたい。
Ｑ 協議には入っていますか？
Ａ してるんじゃないの？。外交当局がしてるんじゃないの？。私がしてるんじゃない。
思わず笑ってしまった。
◇北海道開発局 7/2
Ｑ 開発局はどうなりますでしょうか。
Ａ 開発局、どうなるんでしょうね。しっかり考えてください。北海道も、自分の所のことなんだから。
Ｑ 総理ご自身はどう考えているのですか。
Ａ だから、地方分権を進めているんですからね。で、その地方分権というそういう趣旨をしっかりとわきまえて合理化をしていくということが大事なんじゃないでしょうか。
◇食糧自給率 7/2 夜
（福田）まあ、われわれも少し出来ることは国内の食糧農産品を食べるということ。それがいいんですけどね。まあ、みなさんも不精しないで、朝ごはん、朝ごはんですよ。ね。しっかりと食べるようにお願いします。一番いい。
日本国内閣総理大臣が「一番いい」とお薦めの食糧自給率ｕｐの方策がこれか！
◇七夕とサミット 7/3
Ｑ 今日、三重県の小学生がつくった七夕飾りをごらんになりました。環境の願い事などもありました。改めてサミットに向けて。
Ａ あのー、あれですか？若い人に会った。
Ｑ いやあの、七夕。
Ａ あっ。七夕。
Ｑ ごらんになって環境について、どう思いましたか。
Ａ あなた、どちらの方？三重県の方？関係ない？
（秘書官が「中日新聞社です」）
Ａ えっ、中日、ああ、そうかそうか。ふふ。まあ、それはあのー、どういう立場でお聞きになっているかということをわきまえた上でお答えしなければいかんと思いますけれどもね。あのー、松坂のね、若い子供さん方が書いてくれた短冊、拝見しました。まあ地球環境に関することもあったし……。
Ｑ 総理はどのような短冊を？。
Ａ ん？まだ考えていない。その日にならないと分からないものですよ、こういうのは。
読んでいるうちに暗澹とした気分になってくる。
内閣総理大臣と言えば、国の最高指揮官。その指揮官の脳みそがスカスカ状態。
おもしろうてやがて悲しき福田かな 馬笑
（おもしろうてやがて悲しき鵜船かな 芭蕉 のもじりです）
余録
首相、アシモとの“会談”はギクシャク
人間相手にあの応答。
ロボット相手ではぎくしゃくするのも無理はない。
今からでも暫定税率廃止！
古書 那珂書房
特に歴史書が充実しています