遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

日向ぼこ

2020-12-12 15:58:00 | 日記

令和2年12月12日(土)

日向ぼこ : 日向ぼこり

日の短い冬の季節は、日当たりの良い縁側や公園

のベンチ等で、暖を取り、日光浴をし、暇を持て

余す仲間を誘っておしゃべりも楽しむ事が在る。

(女性に殊に、ご年配の方々が多い様である)

近年、高齢化社会に移りつつある中、冬の日向は

こういった光景をシバシバ目にする。

駅のホームの椅子でも、日当たりの良い席は直ぐ

に一杯となるようだ。

「日向ぼっこ」「日向ぼこり」ともいわれる。

俳句の世界ではなるべく「省略」したいので、

「日向ぼこ」が普通である。

日照時間の少ない北欧等では、裸で日向ぼこと

なるようだが、冬には望めないことだ。

益々、高齢化社会が進む日本ではこういう光景は

手放しでは喜べない、考えさせられる問題である。

 

名古屋港を散策していると、色々な日向の風景が

見えてくる。

陽だまりにはノラ(野良猫)達が半眼となり、

芝生のベンチには、ご婦人方が集まりおしゃべりの

真っ最中である、、、埠頭へ出て見ると男の方が

ユリカモメの群れに餌(パン屑のよう)を与え、、、

手摺の上から、これを伺う小雀が、、、

さらに進んでいくと、芝生に座り本を読んでいる方

も見える、、、

皆それぞれに「日向ぼっこ」を楽しんで居られる。

師走の喧騒、慌ただしさを暫し忘れて、、、、、

 

今日の1句

日向ぼこ媼忽ち転た寝る    ヤギ爺