遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

冬 至

2020-12-21 16:03:41 | 日記

令和2年12月21日(月)

冬 至 : 一陽来復

二十四節気の一つ、太陽の黄経が270度に達した時

立冬から45日後。 今年は12月21日

北半球では太陽が最も遠ざかる、昼間の時間が最短日。

この日を境に、また日が長くなってくるところから、

「一陽来復」ともいう。

古来一年という時間の単位は、種蒔きから収穫までの

「一農耕年」で在った。従って暦の一年の初めは収穫

の終わりから、次の種蒔き迄の期間をいう。

季節の変化の基本は、太陽の地球への照らし方の変化

であるから、一年の初めの日は「太陽の照らし方の

特別な日」として、各民族の伝統的な暦の正月の多く

は「冬至庶月」「春分正月」、冬至と春分の中間の

「立春正月」に属している。

現行の陽暦の正月は「冬至正月」の流れを汲むものと

いわれている。

「一陽来復」を祝う「冬至祭」は、古くから各民族間

に存在し、クリスマスはキリスト教が北欧に広まった

時で、その他の「冬至祭」と習合した結果と考えられ

これが中国に伝わった時に「洋冬至」と呼ばれた。

日本での古い「冬至祭」は、陰暦1月下弦の日(23

日頃)にある「大師講」で、元々は「大子」と呼ばれ

る「神の子」が村里に巡って来て、「春が立ち返ると

いう」言い伝えが地方にあり、後に弘法大師などへ

結び付いたといわれている。

冬至風呂、柚子風呂などは、禊(みそぎ)の名残で

冬至を湯治、柚子を融通とかけた、詞遊びである。

冬至は冬の真ん中で、その後に太陽は春へと、日脚

を伸ばし始める。

気温の方は少し遅れて、冬至が過ぎて明くる1月5日

頃「寒の入り」で、寒さのどん底は1月下旬「大寒」

の頃となる。

そんなことから「冬至冬なか冬はじめ」という諺(こ

とわざ)が生まれた。

 

冬至には「南瓜」や「蒟蒻」を食べる風習がある。

煮物とスープ

 

今夜は、柚子を浮かべて温ったまろ、、、

 

今日の1句

日溜まりに居て瞬く間冬至の日    ヤギ爺