令和2年12月16日(水)
賀状を書く
「賀状」は新年の季題であるが、「賀状書く」は冬の
季題となる。
十一月頃になると「お年玉付の年賀はがき」が発売を
され、暮の忙しい中で暇を見つけて賀状を書き続けて
いく。 賀状の一枚一枚に色々な思いが込められる。
昔は、年賀状に「新年の御恵めでたく申し納め候」を
書いていた様であるが、年賀郵便が普及した明治末期
頃には、葉書向きの「謹賀新年」等となった。
2020年の師走、コロナ禍で慌ただしかった一年も
残り半月となった。
我が家も何もせではや年の瀬、何となく気ぜわしき中、
やっと重い腰を上げ、年賀状を書かねばと、、、、
今年も知人、友人等から「喪中につき賀状を失礼、、」
の葉書が多く届いている。
更には「齢を重ね、そろそろ賀状も書き難く、、、、」
等の断り状が年々増えている。
又、スマホやPCが発達し、若者等を中心に賀状を書かぬ
人達が増えている様である。「日々、メッセージ、挨拶
等を更新しているので、賀状の挨拶は必要ない」との事。
私達、昭和世代には「年賀状」は欠かせぬもの、、、
年に一度、疎遠になっている友人達の近況、消息等を知る
唯一の手段でもある。
とは言え、年々、年を重ねる毎に賀状を書く事が煩わしく
なってきたのも事実である。
最近は賀状つくりも、PCで案内に従い、背景、干支図柄、
イラスト、文章等と便利にはなったが、その手間さえ、、
億劫なものとなっている、、、、、。
今日の1句
賀状書く一人一人に添え書きを