遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

阿部、丸山頂上決戦

2020-12-15 16:31:52 | 日記

令和2年12月15日(火)

阿部、悲願の五輪

男子柔道65kg級の東京五輪代表決定戦が、

12月13日(日)に東京講道館で行われた。

コロナ禍で無観客の中での戦い、阿部一二三

が丸山城志郎を破り、初の五輪出場を決めた。

中日新聞より

 

立ち上がりから技の応酬で、両者一歩も譲らず

4分間の戦いで決着が付かず、延長戦突入、、

延長19分後、阿部の「大内刈り」が優勢の

判定、、、、、(ビデオ判定は翻らず)

過去の両者の戦いはこれで4勝4敗となった。

これまでもほゞ互角の戦いで、其の殆どが延長、

今回は延長20分の歴史に残る大一番となった。

 

過去にも史上に残る、「ライバルの戦い」は

様々あり、いづれもその後五輪で活躍された。

1)前回(1963年)の東京オリンピック

男子無差別級代表戦、神永昭夫VS猪熊功、

神永が勝ち、東京五輪ではヘーシング(オランダ)

に敗れ銀メダル、猪熊は重量級に出て金メダル。

2)1984年、男子無差別級の全日本選手権で、

山下泰祐VS斎藤仁戦は山下が勝ち、ロサンゼルス

オリンピックで金メダル、95kg超級に出場の

斎藤仁も金メダルを獲得した。

3)1999年、全日本学生柔道選手権100kg

級で、井上康生VS鈴木桂治戦は、鈴木が勝ったが、

その年の順位が上の井上が、200年シドニー五輪

に出場し金メダル、2004年のアテネ五輪には、

井上が100kg級で金メダル、100kg超級に

出た鈴木も金メダルを獲得した。

 

コロナ禍で来年に延期となった東京五輪、未だ開催が

危ぶまれるが、阿部、丸山どちらが出ても金メダルは

間違いないといわれている。

阿部、        丸山

 

今回敗れはしたが、丸山選手もまだまだ諦めてがいず、

今後も二人のライバルの戦いは続く、、、、

無念の丸山「まだまだあきらめない、、」

 

今朝の中日新聞コラム「中日春秋」に阿部、丸山両選

手の戦いを、吉川英治の小説「宮本武蔵」の巌流島の

決闘に例え、、「静寂中での武蔵と小次郎の戦い、、」

コロナ禍で無観客の中で戦った、阿部、丸山の息遣い

に例えて、熱闘を表現している。

兄弟出場となり、先に出場を決めた妹の阿部詩さん、

兄の阿部一二三さんの活躍が楽しみである。

今日の1句

極月の雌雄決する非常かな    ヤギ爺