Music Mania

No Music No Life

昔はよかった三菱車

2016年04月30日 | クルマ
三菱自動車がやばい。
現在燃費データ不正問題の調査中だが、前のリコール問題の傷跡も深く、今後自動車製造販売は厳しいのではないだろうか。

僕は20年くらい前、三菱車に乗っていた。
1994年式のギャランだ。
それまではT社のクルマに乗っていたが、あまりの故障の多さ(注)に辟易して三菱に乗り換えたのだった。


当時、三菱のクルマはとにかくタフなイメージがあった。
実際にタフだったと思う。
僕が新車で買って、毎回ディーラーで点検、オイル交換、車検を受けていたT車が故障だらけで苦しんでいたとき、友人のギャラン・シグマは10万キロを超えても故障知らずだった。
その後、ついには20万キロを超えたが、それでも消耗部品を交換するだけで、なんの問題もなく走っていた。
別の友人は10年落ちのランサーを走り屋使用にして乗っていたが、乱暴な運転にもかかわらず、なんの不具合もないといっていた。
そんな状況だったので、次は三菱車に乗ろうと決めたのだ。

ギャランは実にいいクルマだった。
エンジンは2000ccV6DOHCで、静か、スムーズ、パワフル、燃費は1リッター当たりで9キロくらいで、このクラスのクルマとしては平均値だったと思う。
乗り心地も良かった。
室内は広く、静かで、足回りも適度に締まっていて長距離走っても疲れない。
ただし、T車の同クラスのクルマと比べて、内装の安っぽさは否めない。
作りはいいんだけど、プラスチックの使い方がヘタというか不器用というか、プラモデルみたいな質感だった。

このクルマは僕の期待通り、10万キロを超えても故障知らずで走ってくれたが、不慮の事故で廃車になった。

さらに僕はもう1台三菱車を買っている。
妻のクルマとして買ったミニカだ。
それまでの軽自動車のイメージを根底から覆すほどのクルマで、もはやクルマは軽で充分なんじゃないかと思った。

かつて三菱車ファンだった人間からすると、なんとか立ち直ってほしいとは思うが、正直今回ばかりはダメかもしれない。



(注)停車中に突然エンジンが停止するトラブルで、再始動するのに30分くらい間を空けねばならず、信号待ちなどで発生すると後続車に多大なる迷惑をかけることが何度もあった。近年になってようやく原因がわかったのだが、ディストリビューターのヒビ割れによるリーグ不良とのこと。僕の担当ディーラーでは故障原因を特定することが出来なかった。
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石田三成のCMが破壊力満点の件

2016年04月24日 | 日常
最近一部のマニアの間で話題になってるCMがある。
それがコレ、石田三成のアピールCM!



思わず、なんだコレ!と言ってしまいそうな、おふざけ感満載のアピール(?)動画だ。

これを作っているのは「石田三成ポータルサイト」というところで、たぶん滋賀県の観光アピールなのだろう。

石田三成といえば、今さら説明の必要もないくらい、メジャーな戦国武将だけど、少し前まで悪役のイメージが強かった。
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」でも、田中圭が見事な悪役を演じてみせた。
なんといっても、天下分け目の関ヶ原合戦では、徳川家康の敵として描かれるわけで、勝者視点からみると悪役になるのも致し方ない。

だが、裏を返せば、あの徳川家康と互角に兵力を集めて、真正面から勝負を挑んだ石田三成とはどういう人物なのか、と興味を抱く人が出てくるわけだ。
で、調べれば調べるほど、そんな悪いヤツではなさそうだぞ?ものすごく頭が良さそうで、地域の人々から慕われてたらしいぞ?と真実が明るみになってくる。

で、そんな三成が生まれたのが滋賀県なのだが、やるならお堅いイメージではなく徹底的にゆるく、ゆるーくアピールしようとしたのが、このCMというわけだ。

さらにパワーアップした石田三成CMの第2段はこちら。



もう馬鹿げてるとか、ふざけ過ぎとか、そういうのを通り越して、感動的ですらある。
「パパ、今度の日曜日、絶対佐和山城行こうね」ってそんな子供いるかい!
(現在、佐和山城はほとんど城の痕跡がなく、かなりマニア向け)
しかし、ここまで三成愛を感じるCMはスゴイ。

ところで、僕のところではこのCMをテレビで見たことないんだけど、滋賀県では普通に流れてるのかな?

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チューリップの季節

2016年04月23日 | 邦楽
先日、チューリップを借りた。
といっても、「咲いた、咲いたチューリップの花が」のチューリップではなく、「あ~、だから今夜だけは~」のチューリップだ。

財津和夫のバンド、チューリップは、よく小田和正のオフコースと比較される。
僕が中学生くらいの頃、つまり30年以上前の頃、どちらかというとオフコースファンのほうが多かった気がする。
少なくとも、僕の周りではオフコースの方が好きという人が多かった。

しかし僕はチューリップのほうが好きだった。
というより、オフコースをほとんど聴いたことがないので、比較のしようがないのである。

以前、こちらにも書いたけど、チューリップのレコードはよく聴いた。
1枚も自分で買ったことなかったけど、友人のレコードをカセットテープに入れてたくさん聴いた。
その後、洋楽中心に音楽を聴くようになると、だんだん聴く頻度が下がっていき、ついには忘れられることになる。

そんな僕がレンタル店で見つけた「チューリップ おいしい曲すべて」というベストアルバムを借りてきたのだ。
デビューから最近までの「おいしい曲」をたっぷりCD4枚に収められている。
前半が赤盤、後半が青盤というのは、ビートルズを意識しているのだろう。

ザッと全曲聴いてみて、知ってる曲は約3分の1くらい。
初期の曲はビートルズの影響が強い。
財津和夫のボーカルは、ややクセがあるものの上手いし、チューリップの曲によくあっている。
そしてどの曲もメロディラインが美しい。
とくに思い入れの強い時期が青盤の1枚目で、「虹とスニーカーの頃」「Someday Somewhere」「The Love Map Shop」など好きな曲がズラリと並ぶ。
逆に青盤の2枚目はほとんど知らない曲だった。





久しぶりに聴いたチューリップだけど、やっぱり名曲が多いね。
今からアルバム単位でドンドン聴いていこうとまでは思わないけど、心に響く曲、歌詞は時が経っても色あせないものだ。
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真田丸を見よう

2016年04月17日 | 日常
今年のNHK大河ドラマ「真田丸」が好調だ。
なんといっても人気の戦国、人気の真田幸村、人気の三谷幸喜なのだ。
これで人気が出なかったら、もう大河ドラマなんて打ち切りにしたほうがいい。

始まる前から三谷脚本ということで、おちゃらけたコント大河になるのではないかという危惧があった。
三谷作品で戦国モノといえば、映画「清州会議」がある。
100パーセントコント映画で、戦国モノでありながら合戦シーンなど一切ナシ。
替わりに奇妙な運動会のシーンはあったけど。
あれはあれで面白かったと思う。
ただ、1年を通して放送されるドラマとしては、もうちょっと落ち着きがほしい。

でも、心・配・ご・無・用!
ちゃんとした戦国ドラマが中心で、ところどころコントがはいる程度で、ちょうどいいバランスだと思う。
同じ三谷大河でも、2004年の「新撰組!」よりこなれていると思う。

そして演じる俳優陣がいい。
この辺はさすが三谷幸喜というところで、味のある役者が勢ぞろいだ。
主人公の堺雅人もさることながら、父、真田昌幸を演じる草刈正雄、徳川家康を演じる内野聖陽あたりは、なかなかいい配役だと思う。

先週から大阪編ということで、豊臣秀吉、石田三成、茶々、北政所など、お馴染みのメンバーがそろって出てくる。
さあ、今日も夜8時が楽しみだ。
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BABY METALの躍進

2016年04月16日 | 邦楽
ヘビメタアイドルユニット、BABY METALの海外での人気がスゴイことになっている。
坂本九のスキヤキソング以来の快挙らしい。

たまたまではあるが、僕はわりと早い時期、デビュー曲「イジメ・ダメ・ゼッタイ」の頃からBABY METALを知っていた。
たしか、音楽仲間のひらぱさんのツブヤキ(イジメ問題について)に対して、関連動画として面白半分で「イジメ・ダメ・ゼッタイ」を貼ったと思う。
そのときは正直いって、単なる企画物ですぐに消えてなくなると思ってた。
まず、少女たちが幼すぎた。
たぶん、メインボーカルの子で中学生くらい、後の二人は小学生だったと思う。
そんな女の子に、大人の事情でヘビメタを歌わせるのは、ミスマッチとか以前に痛々しさが目立ったのだ。

昨年の夏くらいだったと思うけど、BABY METALが北欧のメタルフェスで大きな反響があったというニュースを見た。
へぇ~、日本の「カワイイ」と北欧人好みのヘビメタとの融合が珍しくて受けているのか、とちょっと気にはなってた。
それが最近ではイギリスのウェンブリーアリーナで単独ライブをやっただの、アメリカの人気番組に出演しただので、なかなか眼を見張る躍進をしているようだ。

そうなると、もう一回BABY METALを聴いてみようかという気になった。
YouTubeでBABY METALで検索すると数多くの動画が見れる。

で、聴いてみた感想。
曲そのものは基本的にアイドル風だ。
歌い方やダンスもアイドル風。
しかし、バックバンドは超バカテクの本格的メタルサウンドで、スゴイ破壊力だ。
随所に「日本」を意識させるアレンジやメロディーラインがあり、日本語で歌い、カタカナ英語で煽る。

これはBABY METALの3人というより、このプロジェクトがスゴイのだ。
総合プロデュースが誰なのか知らないが、楽曲提供、アレンジ、バンド、振り付け、ビジュアル面など、本気の戦略が感じられる。

Amazonでアルバムレビューを見ると、僕と同世代のオッサンが絶賛しているのがわかる。
メタルやハードロックを聴く耳の肥えた世代が、ここまで評価してるのはホンモノの証かもしれない。

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