Music Mania

No Music No Life

時代はEV

2021年06月27日 | クルマ
世界の自動車業界は一気にEV化に向かっている。
あと10年から15年で主な国々ではガソリンエンジン車、ディーゼルエンジン車の新車販売は禁止となり、その数年以内にはハイブリッド車も禁止になる方向だ。
これはまさにEV革命といっていい。

ここで各国の規制スタートの年を見てみよう。

・ノルウェー/2025年、ガソリン車、ディーゼル車の販売禁止
・デンマーク/2030年、ガソリン車、ディーゼル車の販売禁止
・スウェーデン/2030年、ガソリン車、ディーゼル車の販売禁止
・オランダ/2030年、ガソリン車、ディーゼル車の販売禁止
・ドイツ/2030年、ガソリン車、ディーゼル車の販売禁止
・フランス/2040年、ガソリン車、ディーゼル車の販売禁止
・イギリス/2030年、ガソリン車、ディーゼル車の販売禁止、HV車は2035年販売禁止
・スペイン/2040年、ガソリン車、ディーゼル車の販売禁止
・アイルランド/2030年、ガソリン車、ディーゼル車の販売禁止
・アイスランド/2030年、ガソリン車、ディーゼル車の販売禁止
・アメリカ・カリフォルニア州/2035年、ガソリン車、ディーゼル車の販売禁止

これ、本当に実現するの?ってくらい急な変革だ。
実際、おそらく無理でしょうという見解もある。
でも僕はおそらく実現するだろうと思う。
ヨーロッパ、アメリカ、中国は、やるときは本当にやる。
例えば、ノルウェーなんてあと4年で時代が変わる。
日本のEV車の普及率の低さから見ると、非現実的な目標に見えるけど、実はそうではない。
もうすでに2020年の新車販売でEV車が半数を超えてるのである。

というわけで、次のクルマはEV車にしたいところだけど、現時点では選択肢が少なすぎるし、高額すぎるし、連続走行距離も短い。
それならHV車はどうか?
これなら選択肢は豊富だし、値段も手頃になってきた。
中古車ならけっこう安い価格で買うことも出来る。
ただし残念ながらマツダ車にはHV車がない。
厳密にいえばなくはないんだけど、ほぼないに等しい。
トヨタ、ホンダがHVに力を入れ始めたとき、マツダは当時ヨーロッパで主流だったクリーンディーゼルに舵を切ったのだ。
その時点での方向性は間違ってなかったと思うけど、その後VW社によるデータ不正事件が明るみになり、一気にディーゼルは悪者になったのだ。
僕は次もマツダ車に乗りたいし、今のディーラーでクルマを買いたいと思ってるけど、今から買うクルマとしてディーゼルエンジンはいかにも時代錯誤のように思う。
今、急ピッチでHV、EVの開発を行い、今年初めのMX-30には初めてEV車がラインナップされた。
今後はロータリーエンジンで発電させるレンジエクステンダーというのも出るらしい。

今乗ってるアクセラはもうすぐ12年、走行距離は26万キロを超えてるので、いい加減次のクルマを考えなくてはならない。
マツダの新型HVかEVを待つか、とりあえず繋ぎでアクアとかプリウスに乗っとくか、考え中だ。

デルタ5

2021年06月26日 | 音楽
最近iPhoneのCMで流れてる曲が気に入ってる。
そのCMがコレ。

Privacy on iPhone | Tracked | Apple


早速調べてみるとデルタ5というバンドの「マインド・ユア・オウン・ビジネス」という曲だった。
僕はてっきり最近の音楽だと思ってたら、なんと40年くらい前の曲で驚いた。
どうしてAppleのような先進的な会社が、このような古い曲をCM曲に選んだのだろうか?

一つは、まるで古さを感じさせないサウンドであることだと思う。
今の感覚で聴いても斬新だし、シンプルさゆえに時代を超えてる。
しかし、それだけではないはずだ。

そこで、デルタ5について調べてみたところ、今のご時世にピッタリなことがわかった、
このバンドの曲をCMに使うことにより、Apple社の方針を示していると思う。

デルタ5は1979年に「マインド・ユア・オウン・ビジネス」でデビューしたポストパンクバンドで、ロック・アゲインスト・レイシズムの重要なアーティストだという。
ロック・アゲインスト・レイシズム(RAR)とは、人種差別をロックの力で撲滅しようという文化的な運動で、70年代のイギリスで起こったムーブメントらしい。
元々はエリック・クラプトンやデビッド・ボウイなどの大御所ロッカーによる差別発言があり、それに抗議する運動、それがパンクにつながる。

この精神は、あらゆる差別が溢れかえる現在こそ必要とされるものだ。
アメリカでは黒人のみならずアジア人も差別の対象として、言われなき暴力被害にあったりしている。
日本でも韓国や中国への差別発言が、それなりの地位にいる人でも平気で口に出したりしている。
我々ロックファンは、今こそRAR精神に学ぶときだ。

話をデルタ5に戻そう。

基本的にシンプルなロックで、ベース2人、ギター、ドラム、ボーカルという編成である。
ベースがメインとなるリフを弾き、ギターはカッティング主体で全体的にヘタウマな演奏だ。
これを聴くと、椎名林檎のプロジェクト「発育ステータス」はデルタ5の影響だったのかな、と思える。
あっちはベース3人だったけど、サウンドの色合いが似てるように感じる。
デルタ5はアルバム一枚だけで解散したようで、その後長いこと忘れられていたようだけど、2010年代に入ってから昔のポストパンクが見直されるようになり、このバンドも2016年に復刻した。
今Apple musicでDL出来るのは「シングル・アンド・セッションズ」という半ベスト盤みたいなアルバムだけだけど、元々アルバム一枚しかないバンドなので、おおよそこれを聴けばこのバンドがわかると思う。
ライブ音源も入っていて、ライブハウスみたいな小さいハコで熱くパフォーマンスしてる様子が伝わる。

Mind Your Own Business


キング オブ ライブ

2021年06月20日 | 邦楽
RCサクセションのライブアルバム「THE KING OF LIVE」のコンプリート版があったので早速DLして聴いてみた。
元は1983年にLP2枚組で発売されてたもので、僕はカセットに録音したのを聴いていた。
今回のはコンプリート版ということで、6曲追加されて、おそらく曲順もコンサート通りと思われる。

このライブの特異なところは、まだ発売前のアルバム「OK」から全曲やってることだ。
キヨシローが「今度出すLP、OKの中からビシビシお送りするぜ、イェー」というと大歓声に包まれる。
まさに旬のバンド、若いオーディエンスならではの展開だ。
自信を持って新曲を披露するバンドと、誰よりも早く新曲が聴ける悦びに満ちている。
ベテランバンドと中高年オーディエンスではありえないことだ。

僕はひそかにRCの最高傑作は「OK」ではないかと思ってるので、このセトリは最高である。
「ダンスパーティー」「ブルドック」「スウィートソウルミュージック」「指輪をはめたい」などは10数分の長い演奏だけど、ダレることもなく白熱したパフォーマンスを繰り広げる。
こうやって聴いてみると、RCのライブってローリングストーンズのライブに通じるものを感じる。
とくに同時期のライブ映画「レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー」からの影響が大きいのではないだろうか。
どちらもブルース、ソウルの影響下にあるロックンロールバンドなので、同じ方向を向いてるのは間違いない。

THE KING OF LIVE ⑥


いきものがかり「WHO?」

いきものがかりの今年の新作アルバム。
良くも悪くもいつもと変わらないいきものがかりの曲が9曲入ってる。
どの曲も彼らの名に恥じないクオリティーを保っていて、さすがはJポップの優等生だ。
安心して聴ける。
安心しすぎて眠たくなってしまう気もするけど。
僕としてはもう少し毒があったほうがいいのでは、とも思う。
ちなみにこのアルバムを最後にアコギの山下穂尊が脱退するらしい。
これまで多くの曲を書き、どれも高いクオリティーをもっていただけに残念に思う。
今後は水野良樹がほとんどの曲を書くんだろうけど、マンネリにならないよう頑張ってもらいたい。

いきものがかり「TSUZUKU」Music Video

徳川慶喜の鳥羽伏見

2021年06月19日 | 日常
6月16日の歴史探偵は徳川慶喜についてだった。
ここでは大政奉還と鳥羽伏見の戦いについてスポットを当てていたけど、どちらも知らなかったことが知れてよかった。
僕としては鳥羽伏見の戦いでの慶喜逃亡についてもう少し詳しくやってほしかったと思う。

鳥羽伏見の戦いで賊軍となった幕府軍だが、突如として総大将の慶喜が兵を置き去りにして逃げ帰ってしまう。
絶対にやってはいけないことだ。
だが結果的にはこれで良かったように思える。
最悪のケースがあるとしたら、それは慶喜が徹底抗戦の姿勢で陣頭に立ち、戦争が長引いて薩長側にイギリス、幕府側にフランスがつき、気がついたら日本はイギリスかフランスに占領されてた、というオチだ。
そうなる危険性があるなか、おそらくそれをわかっていたからこそ、武士として後世まで笑いものになるような、あるまじき行動に出たのだろう。

明治維新以降の慶喜は趣味に没頭しながら、ほとんど人と会わず静かに暮らしていたという。
なんかわかる気がする。
戊辰戦争は慶喜のせいではないし、江戸城無血開城も、会津戦争の悲劇も慶喜のせいではない。
けど、全く無関係かというと決してそんなことはないわけで、心の弱い人なら自ら命を絶ってもおかしくないくらい精神的にまいってたはずだ。
維新後の慶喜は、第二次大戦後の昭和天皇と似たものを感じる。
よほど精神的にタフでないと生きていけないだろう。
本当に強い人なんだと思う。

ちなみに「青天を衝け」で慶喜を演じてる草なぎ剛はとてもいい味がある。
「西郷どん」のときのトンデモ慶喜(笑)ではなく、おそらく実際の慶喜もこんな感じなんだろうと思わせるものがある。
自分は平凡な男なのに周りが勝手に過大評価して、持ち上げられたり、勝手に期待されたり、大役を押し付けられたりして、挙げ句の果てに憎悪の対象にされたりする。
そんな葛藤がにじみ出てくるような演技だ。
鳥羽伏見の戦いをどう表現するのか楽しみである。

戦国BANASHI

2021年06月13日 | 日常
最近はまってるYouTube動画で、ミスター武士道という人による戦国BANASHIというのがある。
非常にわかりやすく日本史を解説していて、とくにドラマ「青天を衝け」の解説や登場人物や、ドラマで取り扱った事件や乱や変の深掘り解説が秀逸である。
だいたい10分から20分くらいの動画で、きちんと初心者にもわかるように説明してくれる。

どの動画からみるのがいいか、についてはその人の知識にもよるけど、「青天を衝け」を見てる人なら、まずはこれを見よう。
幕末を理解するのに絶対避けては通れないのが「尊王攘夷」という思想である。
これについて、とてもわかりやすくシンプルに説明してくれている。
幕末史の基本中の基本なので、これをまずはおさえておこう。

徳川斉昭の水戸学『尊王攘夷』とは? なぜ徳川御三家から尊攘思想が生まれたのか?【幕末歴史解説】