Music Mania

No Music No Life

潔癖な人

2023年02月25日 | 日常
最近、回転寿司屋さんでアホなイタズラをする動画を投稿して炎上するのが流行っている。
まあ、ただ迷惑なだけの動画なのだが、過度に潔癖な社会では徹底的に糾弾されるのは当然である。
どこかの団体がオリンピックで多額の不正があったり、大物政治家が某宗教団体と癒着していたりすることより、はるかに激しく叩かれるのである。

本当にもっと問題にならなければならない巨悪には無関心なのに、身近で小さな悪事だと徹底的に叩くのは、なぜなのだろうか?
こんなことを書くと本当にマネするバカがいるかもしれないので書けないけど、回転寿司で人を殺すことだって出来てしまう。
でも、そこまではしていない。
単なるイタズラレベルである。
しかし、暇なネット民からすると、凶悪殺人犯より許せない大犯罪に感じるのだろう。

僕はずっと前から、不倫とかちょっと言葉が悪かっただけとか、そういう些細なことに大激怒してブチ切れまくってる人って、ものすごく頭悪そうに見えるし、よほど自分に自信がなかったり、社会の中でうまくいっていない人なんだろうと思う。

話を回転寿司に戻そう。
回転寿司屋さんで変なイタズラをする人がいると、潔癖な人はもうその店には行かなくなる。
たとえ、その動画の店は自分の地域からはるかに遠いところだったとしても、不信感により行かなくなる。
それは、たかがその程度のことで気になって店に行かなくなる人の問題であって、気にならない人はいつも通りその店に行ってるはずだ。
不安で仕方のない人は、少し高い金を出して回らない寿司店にいけばよろしい。

と、僕個人の感想を書いてみました。

2023 グラミー賞

2023年02月19日 | 音楽
グラミー賞の結果発表があった。

主要4部門から最優秀アルバム賞を取ったのはハリー・スタイルズの「ハリーズ・ハウス」だった。
このアルバムは僕も昨年夏くらいからよく聴いてるけど、たしかにいいアルバムだと思う。
1曲目の「スシレストラン」はAppleのCMでよく流れていたので知ってる人も多いだろうし、大ヒットナンバー「アズ・イット・ワズ」もキャッチーでいい曲だ。
2022年を代表するアルバムとして相応しいだろう。
最優秀ポップボーカルアルバム部門でもこのアルバムが受賞している。

ポップソロ賞をとったのはアデル「イージー・オン・ミー」。
アルバム「30」の2曲目に入ってる曲で、少しレトロ調なのがいい。
アデルはほとんど捨て曲がない人で、他にもいい曲たくさんあるのに、と思ったけど。

ロックアルバム賞はオジー・オズボーン「ペイシャント・ナンバー9」がとった。
このアルバムからもう1曲、オジー・オズボーンftトニー・アイオミ名義で「デグラデーション・ツール」がメタル演奏歌唱賞をとっている。
知っての通りオジーは4年前に大ケガをして、その治療はあまり進んでおらず、ライブツアーからの引退を表明した。
レコーディングはこの先も続けるかもしれないけど、年齢も年齢なので先はわからない。
そんな中のグラミー賞受賞は彼を勇気づけて、元気の源になるといいのだが。

そして宅見将典である。
最優秀グローバル・ミュージック・アルバム賞」に宅見将典のアルバム『SAKURA』が選ばれた。
なぜか日本でほとんど話題になってないけど、すごく和を感じる作品なので是非聴いてみてほしい。
これぞ日本の音楽、という趣が感じられる。

Sakura - Masa Takumi feat. Ron Korb & Nadeem Majdalany (65th Grammy Winning song )

ラッシュ!

2023年02月19日 | 音楽
マネスキン「ラッシュ!」

イタリア発のロックバンド、マネスキンの最新アルバムである。
彼らの3作目にして、いよいよ世界的なバンドになったようで、アメリカでも大好評のようだ。
それもそのはず、歌詞を英語中心にしてきたのである。
さらに前作よりポップさが増して、だいぶ親しみやすくなった。
曲もコンパクトで、リフ作りやコード進行も気をてらうことなく教科書通り的な予定調和感がある。
では、どこで彼ららしさが出ているかといえば、歌メロだと思う。
モダンで、意外性もあるし、しっかりロックしていて彼らの個性はしっかり残されているところがいい。
1曲だけベタな80年代風バラードがあるけど、普通にいい曲だし、メロディメーカーとしても秀逸の出来栄えだ。
そしてアクの強いボーカルの声質、好き嫌いが分かれるくらいでちょうどいい。
このバンドの強みは、前世紀的なロックスピリットと、現代的なモダンさの絶妙なバランスだろう。
80年代のLAメタルや90年代のオルタナやグランジの焼き直しではなく、ヒップホップなどのエッセンスが感じられ、しかし決してそれらが主張されることはないのである。

イースト始め

2023年02月18日 | ギター
今日は四日市EASTでKai☆Sixのライブだった。
対バンはスカイブルーと酔桜の予定だったけど、前日になって酔桜が都合によりキャンセルとなったので、急遽ウィステリアに出てもらうことになった。

まずはウィステリアで、女性二人のアコースティックユニットである。
曲は邦楽の名曲カバーで、イルカ、中島みゆき、岡村孝子など僕の世代のJ-PQPだ。
二人とも元G-SPCでお馴染みである。

続いてスカイブルーの登場。
やはり中心になってるのは元G-SPCで、そのせいかお客さんもG-SPCに関係してた人が多い。
ここは女性3人、ギターのみ男性だ。
曲はわりとなんでもありだけど、中心になってるのはJ-POP、J-ROCKでとても明るく楽しいステージだった。
メンバー全員のキャラがいいので客席も大いに盛り上がった。
たぶんこのバンドって練習も楽しいんだろうなと想像出来るけど、やはりそういう雰囲気の良さは人に伝わるのである。
それってすごく大事なことだ。

で、我らがKai☆Sixはトリでの出場。
前のスカイブルーのいい雰囲気が残ったままなので、最初から熱い状態だ。
1曲目は今回初披露の「ブライトンロック」。
いつもと違う入り口で新鮮な感じだった。
2曲目から定番曲と前回からやってる「かりそめのスウィング」をやり、それから恒例のサプライズコーナー。
前回もやったツイスト「あんたのバラード」と今回初の近藤真彦「ハイティーンブギ」、そして今回出演出来なかった酔桜のボーカルさんを迎えてのレベッカ「ラズベリードリーム」をやった。
とくにラズベリーは前日の夜に決まったことで、なんとかやり終えた。
最後は「ポップコーンをほおばって」、アンコールに「ヒーロー」で終了。

1. ブライトンロック
2. きんぽうげ
3. 裏切りの街角
4. かりそめのスウィング
5. あんたのバラード
6. ハイティーンブギ
7. ラズベリードリーム
8. ポップコーンをほおばって
9. ヒーロー

今回の出来は、前回よりも格段に良くなった、だけどコロナ前のレベルにはまだ戻っていない、という感じだ。
長すぎるブランクの後遺症はまだ癒えていないのだった。


Kai☆Six Live digest 2023-02-18

カネコアヤノ

2023年02月10日 | 邦楽
カネコアヤノ「タオルケットは穏やかな」

生まれてくる時代を間違えた女ことカネコアヤノの最新作だ。
今回のアルバムは初めて聴いた瞬間から良さげな予感がして、聴き込むほどにジワジワ良さが倍増してきた。
シンプルなギターロックで、オーバーダブも最小限に留められていて好感度が高い。
前作までバンドアレンジ版のほか、弾き語り版のアルバムも発表されてたけど、今回は今のところバンド版のみとなっている。
基本的にポップで親しみやすい曲を丁寧に歌っていて、バックバンドもそれを邪魔せず引き立て役に徹してるようだ。

カネコアヤノ - わたしたちへ / Kaneko Ayano - Watashitachihe


カネコアヤノ「単独演奏会2022秋」

昨年9月26日に横浜の関内ホールで行われた弾き語りライブだ。
サポートなしの完全ソロライブで、約1000人の客相手に歌っている。
全18曲、おそらくフルセットだろう。
この人は最近のアーティストにしては珍しくスタジオ版とライブではだいぶ印象が異なる。
やさしくポップなスタジオ録音と違い、ライブでは生身の身体を全力でぶつけてくる。
その熱量がすごい。
時には音程が外れたり声がかすれたりするのもお構いなく、激しくギターをかき鳴らし、声の出る限りをつくして歌うのだ。
大人しく歌うときは、聞き取りづらいほど消え入りそうな声になり、盛り上がるところは叫ぶように歌う、その落差、表現力も秀逸である。


4K【カネコアヤノ Ayano Kaneko 新宿駅前ライブ🎸 No War ☮️】2022.3.5 @新宿駅南口バスタ前