Music Mania

No Music No Life

古舘伊知郎のトーク力

2016年04月02日 | 日常
人気番組の報道ステーションから番組の顔といえる古舘伊知郎が3月いっぱいで降板した。
最後の放送となった3月31日は、番組スタート時からいつもと違う雰囲気があり、気のせいかいつもよりもやさしさが感じられるトークが多かったと思う。
そして終了10分前、番組降板による最後のトークを行ったが、流石としかいいようのない、素晴らしいものだった。

報道ステーションにおける古舘伊知郎は、いろいろバッシングも多く、氏によると毎日100件近い苦情のメールがあったという。
とくにここ数年は、反自民、反原発の姿勢が目立ち、偏向報道だという批判があったといわれる。
僕が見てる限りそんなに偏向してたようにも思わないけど、保守的な人からみると左すぎるように映ったのかもしれない。

最後のトークでも言ってたけど、報道ステーション12年間、一度も風邪をひくこともなく、無遅刻無欠勤でやり遂げたという。
大したプロ意識だ。
まさに全身全霊でもって番組をやっていたのだろう。

古舘伊知郎は、元はプロレスの実況中継をやっていたらしい。
僕はプロレスを見る趣味がないのでよく知らないけど、生放送の圧倒的な実況力というのはこの時期に養われたのだろう。
僕がよく覚えているのは、F-1グランプリの実況をしていたことだ。
一瞬一瞬で変化していくレースの状況を、リズム感あふれるしゃべり、迫力ある比喩表現で、リアルに視聴者に伝えていく様はF-1レースの醍醐味をよく伝えていたと思う。

まだ報道ステーションがスタートする前、古舘伊知郎はテレビ以外にトーキングブルースという、トークライブをやっていた。
一人でステージに立ち、2時間しゃべりまくるという、ちょっと常人では出来ないライブだ。
これは、例えば結婚披露宴の3分スピーチでも焦りまくる僕からすれば、2時間もの間、客を飽きさせることなくしゃべるなんて、超人のように感じられる。
例えば、しゃべりの達人といわれる明石家さんまは、相手がいてこその話術だと思うが、ソロでここまでしゃべれる人なんて滅多にいない。

短縮版ではあるが、トーキングブルース動画はこちら

本人が今後やりたいことは、「とにかくしゃべり倒すこと」。

そうですか、まだ、しゃべりたらんのですか(笑)

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