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BABY METALの躍進

2016年04月16日 | 邦楽
ヘビメタアイドルユニット、BABY METALの海外での人気がスゴイことになっている。
坂本九のスキヤキソング以来の快挙らしい。

たまたまではあるが、僕はわりと早い時期、デビュー曲「イジメ・ダメ・ゼッタイ」の頃からBABY METALを知っていた。
たしか、音楽仲間のひらぱさんのツブヤキ(イジメ問題について)に対して、関連動画として面白半分で「イジメ・ダメ・ゼッタイ」を貼ったと思う。
そのときは正直いって、単なる企画物ですぐに消えてなくなると思ってた。
まず、少女たちが幼すぎた。
たぶん、メインボーカルの子で中学生くらい、後の二人は小学生だったと思う。
そんな女の子に、大人の事情でヘビメタを歌わせるのは、ミスマッチとか以前に痛々しさが目立ったのだ。

昨年の夏くらいだったと思うけど、BABY METALが北欧のメタルフェスで大きな反響があったというニュースを見た。
へぇ~、日本の「カワイイ」と北欧人好みのヘビメタとの融合が珍しくて受けているのか、とちょっと気にはなってた。
それが最近ではイギリスのウェンブリーアリーナで単独ライブをやっただの、アメリカの人気番組に出演しただので、なかなか眼を見張る躍進をしているようだ。

そうなると、もう一回BABY METALを聴いてみようかという気になった。
YouTubeでBABY METALで検索すると数多くの動画が見れる。

で、聴いてみた感想。
曲そのものは基本的にアイドル風だ。
歌い方やダンスもアイドル風。
しかし、バックバンドは超バカテクの本格的メタルサウンドで、スゴイ破壊力だ。
随所に「日本」を意識させるアレンジやメロディーラインがあり、日本語で歌い、カタカナ英語で煽る。

これはBABY METALの3人というより、このプロジェクトがスゴイのだ。
総合プロデュースが誰なのか知らないが、楽曲提供、アレンジ、バンド、振り付け、ビジュアル面など、本気の戦略が感じられる。

Amazonでアルバムレビューを見ると、僕と同世代のオッサンが絶賛しているのがわかる。
メタルやハードロックを聴く耳の肥えた世代が、ここまで評価してるのはホンモノの証かもしれない。

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