Music Mania

No Music No Life

花魁ROCKER、関宿に現る

2024年10月06日 | 花魁ROCKER
新メンバーが入ると新たにアー写撮影が必要となる。
とにかくビジュアルにこだわる我々は、適当にスマホで撮影というわけにはいかない。
きちんとした場所できちんとしたカメラマンに撮ってもらうのである。

先月9月8日、まだまだ残暑というより酷暑な日のこと。
東海道五十三次の47番目の宿場町である関宿は、現在も当時の姿を色濃く残す。
築数百年の建築物が並ぶ街道はとても風情があり、歩いているだけでタイムスリップ感が味わえるところだ。

9月だというのに真夏のような暑さのなか、我々は街道のなかにある和食店「會津屋」に入る。
築300年という建物は、真っ黒になった柱や梁が歴史を感じさせる。
ここの売りは山菜おこわとのことなので、それとざる蕎麦のセットをいただく。
さすが売りにしているだけあって山菜おこわがすごく美味しかった。
食後、今日の撮影場所である石垣屋へ向かう。
ここは今現在も宿として営業しており、ここではコスプレ撮影会も可能ということで選んだのだ。

江戸時代の建物にエアコンはない。
猛暑の中、いつもの衣装に着替えて、玉のような汗を吹き出しながらの撮影となった。
カメラマンはいつもの人で、今回で3回目である。
今回は個人別の撮影は無く、5人揃っての写真だけだ。
さすがに古い建物だけあって、花魁衣装との相性はバッチリだ。
宿の庭に古いワーゲンバスかあったので、それも撮影に使う。
また宿の外の通りも雰囲気がいいので、そちらでも写真を撮る。
撮影中、観光客から「何の撮影ですか?」とか「何の集まりですか?」とか聞かれる。
そのなかにFM三重の人がいて、少しだけインタビューがあり、花魁ROCKERというバンドであること、11月3日に松阪でライブをすることなどを伝えた。

宿に戻り、蔵から出てきたという銀の器でアイスコーヒーを飲む。
体温超えの猛暑のなかで飲むアイスコーヒーは、銀の冷たさも相まってすごく美味しい。

気温は真夏だけど、日が暮れるのは早く、秋の気配を感じる。
帰りのクルマのなか、「撮影会はとても楽しいんだけど、本当は撮影会をせずに済むのが一番いい」という話になった。
つまり、メンバーチェンジせずこのまま末長く現メンバーで続けていけたらいいと思うのだった。



 


花魁ROCKER 3rd stage

2024年10月04日 | 花魁ROCKER
少し前だが、今年7月に花魁ROCKER二代目ベーシストのミチナカさんが仕事の都合で脱退することになった。
約4年半もの間花魁ROCKERとして活躍していただき、数々のライブも一緒に行ってきたので、脱退となったのはとても残念なことだが、我々も活動を続けていくために仕方がなかったのだ。

3代目ベーシストになったのは、Kai★Sixやアーミーソックス、るんぱっぱでお馴染みの横江さんである。
彼の腕前が確かなものであるのは、Kai★Sixで何度も一緒にステージに立ったのでよくわかっている。
彼なら間違いがないのだ。

とりあえずプレデビューということで、7月に大阪バンケットハウスにて、このメンバーでライブを行った。
正式な花魁ROCKERとしてのデビューは11月3日松阪市のライブハウスMAXAだ。

ベースが変わるとバンドのノリも変わる。
初代ベーシスト、ポンちゃんはパンキッシュ且ストレートなノリでグイグイと引っ張る感じ、ミチナカさんはメロディアスで柔らか、多彩な音色を駆使した表情豊かな感じ、そして横江さんはファンキーで跳ねるようなノリだ。

早速新曲も仕込んでいるので、乞うご期待。

2024年11月3日(日)
松阪MAXA
他バンド 酔桜ほか1〜2バンド
時間 未定
料金 未定

オルトレキシアに注意

2024年09月17日 | 食べ物
皆さんはこんな言葉を聞いたことはないだろうか?

・健康オタクほど不健康
・健康オタクは早死

幸い僕の周りには早死にするほどの健康オタクはいないし、見るからに不健康な健康オタクもいないけれど、ネット上ではよく聞く話だ。
健康のために菜食主義をしてたら風邪をひきやすくなり肌もボロボロになったとか、ヴィーガン辞めたら驚くほど身体の調子が良くなったとか。

こういう、健康を意識しすぎて不健康になることをオルトレキシアというらしい。

先日「白米は身体に毒」という意見があることを紹介したけれど、ネット上、とくにYouTube上には人々の不安を煽る健康的情報が溢れている。
「絶対に食べてはいけないナントカ」とか「早死にする食事10選」とか「ほとんどの医者が食べない危険すぎる食材」とか「今すぐやめろ、ガンになるリスク爆上がり食材」といったものが再生回数をどんどん上げている。
こういうのを毎日見続けて、一口でも「絶対食うな」食を食べたら罪悪感に苛まれる。
そして「積極的に食うべし」食しか食べられなくなり、一種の摂食障害になり、健康のためにどんどん不健康になっていくという。

何事もこだわり過ぎ、やり過ぎはよくない。
ほどほどにバランスよく、ストレスなく、ときには好きなもの、食べたいものを思い切り食べていいと思う。
アレはダメ、これもダメ、死亡リスクガー、ガンリスクガー、そういう動画ばかり見るのはやめよう。

というわけで

[絶対見るな]オルトレキシアになるリスク爆上がりの超危険動画![早死にするぞ!]

・本要約○ャンネル
・人は食べた○のでできている
・健○読書
・からわか○ボ
その他、危険を煽り人を不安にさせる動画

「光る君へ」は最高の平安ドラマ

2024年09月15日 | 日常
今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」、もちろん毎週見ている。
一昨年、2024年は紫式部の大河ドラマだと報じられたときはけっこう不安視されていたと思うが、蓋を開けてみれば多くの人がその面白さに満足していると思われる。
今回は合戦シーンナシ、甲冑ナシなので、その分着物にしっかりお金がかかっているのもスゴイ。
平安中期の貴族社会に相応しい、豪華な十二単などの衣装が存分に見ることが出来る。

僕はこのドラマを見るまで紫式部についてほとんど無知だった。
源氏物語の作者で、藤原道長や清少納言とも関わりがあったらしい、程度の知識しかなかった。
たしか小倉百人一首にも紫式部の名前があった気がするけど、どんな詩だったかは知らない。
なので、今回のドラマおよび、大河ドラマ系ユーチューバーのおかげでだいぶ勉強になったと思う。

紫式部の本名はわかっておらず、今回は「まひろ」という名前になっているが、最近になってようやく源氏物語の執筆が始まり、宮仕となって藤式部という名が付けられた。
ここに、源氏物語に登場する「紫の上」から紫式部というペンネームとなるようだ。

昨年の「どうする家康」やその前の「鎌倉殿の13人」のように、乱や変で次々と登場人物が死ぬわけではなく、わりと平和な日常が繰り返されるものの、その内側は波乱に満ちていて、ときにはバイオレンスですらある。
個人的には、藤原道長が少しおとなしく感じる。
もっと悪そうで悪知恵が働いて権力を欲しいままにしてたイメージだけど、今回はまひろとの恋、そして光源氏のモデルでもあるので、そこまで悪に染まるわけにはいかないのだろう。

今年は宇治の大河ドラマ館には行ってきたけど、まだ行っていない源氏物語ミュージアムや石山寺も年内には行くつもりだ。

最近の邦楽はレベルが高い、のか?

2024年09月07日 | 邦楽
最近、音楽系ユーチューバーやそのコメント欄などで散見されるのが、「最近の邦楽のレベルは高い」という意見だ。
なかには、昭和、平成と比べて令和の音楽は比較にならないほど高くなったという人もいる。

僕はあまり最近の邦楽を聴いてなかったので、それならと代表的なアーティストを1ヶ月以上聴いてみた。
で僕の感想としては、「今も昔と変わらず、邦楽のレベルは高い」である。

何を聴いたかというと、参考にしたのが、「グラミー賞が選ぶ新世代のJポップ10組」というもの。
この選択がJポップに詳しい人いわく、「実に相応しい人たち」とのこと。
だったら、この10組を聴けば今現在の新しいJポップのレベルがわかるはずだ。
その10組とは

Ado
藤井風
King Gnu
米津玄師
YOASOBI
Vaundy
羊文学
MAISONdes
あたらしい学校のリーダーズ
Creepy Nuts

この10組にOfficial髭男dismとMrs. GREEN APPLEを加えれば、現代の邦楽の代表と言っていいだろう。

これら10組➕2組だが、あとから加えたOfficial髭男dismとMrs. GREEN APPLEは典型的なJポップという印象。
いちおうバンド形態ではあるもののバンド感は皆無。
可能な限り音を重ねて分厚くするのはJポップのセオリー通りで、ドラマやアニメとのタイアップもしている。
曲は高度にポップで、多彩なメロディーと複雑な音構成など、聴きどころは多い。

逆にこれぞバンドサウンドだと感じさせるのは羊文学で、少年ナイフ以来の日本のお家芸である女性トリオバンドだ。
今までもチャットモンチーやSHISHAMOなど一定数の支持を得られているが、このバンドもなかなかセンスがよく曲もいい。

ソロアーティストでは藤井風がいい。
とにかく楽曲の質が高く、その優しい歌声はいかにも若者に人気が高そうだ。
もう一人、Vaundyもなかなかよろしい。
昨年京都でVauundyのコピバンを見て気に入ったのだけど、多彩な曲作りはピアノポップからギターロックまで幅広く飽きさせない。
で、この手のアーティストの一押しは米津玄師なのだが、個人的には米津より藤井風やVaundyの方が良かった。

今やトップアーティストといえるのはYOASOBIで、弾けるようなポップサウンドが心地よい。
曲はメロディーが多彩で、一曲の中にこれでもかと言わんばかりに詰め込まれている。
けっこう複雑で、驚くほど楽曲のレベルか高い。
ボーカルはアニメ系?好き嫌いが分かれると思うけど、曲によく合っていると思う。

今回新しい発見だったのがCreepy Nutsで、ラップなんだけどヒップホップ感があまりなく、あくまでもポップスをベースに歌だけラップといった印象だ。
歌詞も面白いし、曲もいい、若者に支持されるのも理解できる。

今回の中で最も攻めてるのが、あたらしい学校のリーダーズで、彼女たちの目線の先には海外がある。
どうしても歌謡曲風のオトナブルーのイメージが強いけど、再生回数の上位に並ぶのはハードなラップ曲だ。
とにかくライブパフォーマンスが素晴らしいので、YouTubeなどで動画を見たほうがいい。

AdoとKing Gnuは言わずもがな知れた日本を代表するアーティストだけど、実のところこういう曲がヒットしてるのは世界の中で日本だけである。
これはスゴイことなのだ。
日本人の感性が優れているといってもいい。
誇らしいことなのである。