Music Mania

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関ヶ原古戦場と大垣四季の路

2023年05月27日 | 日常
20日の土曜日は関ヶ原へ行ってきた。
目当てはもちろん関ヶ原古戦場である。
もう30年くらい前に古戦場巡りをしたことがあって、そのときは各陣跡のほか、関ヶ原ウォーランドも見に行った。
ついでに関ヶ原鍾乳洞も行ったと思う。
今回は新たに関ヶ原古戦場記念館というのが出来たので、それをメインに出かけた。

関ヶ原古戦場記念館は、まさに古戦場のど真ん中に位置し、関ヶ原の戦いをテーマにした施設になっている。
歴史オタクとか戦国オタクだけではなく、出来るだけ一般人、さらに外国人にもわかりやすく関ヶ原合戦を理解してもらえるよう、いろいろ工夫されていた。
とくに専用のシアターの出来がよく、誰にでもわかりやすく両軍の陣の配置や合戦の流れがといった経緯が見られた。
とくに合戦シーンは座っているシートが音に合わせて振動するなど、すごい迫力だった。

ランチは記念館の中にあるレストランで食べた。
ここのメニューは合戦をイメージしたもので、武将の旗印などが入ったちょっと楽しいものとなっている。
僕が食べたのは戦略武将カレーというもので、石田三成と徳川家康の旗印がついたものだ。
味は予想外に美味しく、また食べたいと思うものだった。

その後、石田三成陣地跡へ行く。
関ヶ原古戦場巡りの定番中の定番で、僕もおそらく4回目くらいだと思う。
結局敗者となった石田三成だが、武将としてこれだけの大戦をやったというのは誇り高かったことだろう。
次に徳川家康が最初に陣を置いたところにも行った。
このとき家康直属の兵力だけでも数万というから、この辺りは鎧武者で埋め尽くされていたに違いない。
合戦が始まってしばらくすると、ここからさらに前線に近いところまで陣を移動している。

戦国時代(に限らないけど)、戦というのは実戦に入る前にいかに有利な状況にもっていくかが最重要なことである。
戦う前から勝っているという状態から実戦に入るのが真の戦上手というものだ。
なので、この時の家康はかなり危うい状況だったわけで、おそらく人生最後の大博打みたいなところもあったのだろう。

関ヶ原のあとは大垣市へ行った。
大垣城の近くにチーズケーキ専門店があり、最近テレビで紹介されてたので行ってみた。
小さな店だけどセンスがよく、いくつもの種類のチーズケーキがあった。
僕が選んだのはカプチーノチーズケーキというもので、とても美味しかった。
店の周辺は大垣城の堀があり、四季の路という散歩道になっている。
のんびり散策するにはとてもいいところだ。
今回は時間がなかったので大垣城には行かなかったが、そんなに遠いところでもないので、また訪れたい。


関ヶ原古戦場と大垣四季の路

妹よ

2023年05月21日 | 日常
「結婚しました」
というメールが届いたのは昨日のことだ。
送り主は実の妹である。
10年ほど前にバツイチとなって以来、女手一つで娘を2人大学まで出させたが、もう50を超えたのでそのままシングルで行くのかと思っていた。
それが、娘ももう自立したので、今まで苦労したぶんこれから人生を楽しむことにしたようだ。
ちなみに2人の娘のうち長女も年内に結婚するという。
親子共にウエディングとは、これまた乙なものだ。
新しい妹のパートナーは、もう還暦だというからまた驚きである。
ということは、突如として60歳の義理弟が出来たということだ。
これまた複雑な気分である。
会ったことないし、そういういい人がいるというのも知らなかったので、全くどういう人かわからないけど、たぶん素敵な人なんだろう。
我が妹に幸あれ。

トナラー

2023年05月14日 | 日常
広い駐車場で、周囲はガラガラに空いているのに、わざわざ隣に駐車してくるドライバーのことをトナラーというらしい。
それで僕は困ったことがあった。
別にドアが当たってキズがつくのを恐れているのではない。
そんなことをいちいち気にするタイプではない。
しかし、人によっては事情があって、隣に停められたら困ることがあるのだ。

昨年の夏、足のケガで松葉杖をついていたときだ。
当時、左足が不自由なだけで、クルマの運転に支障はなかったけど、乗り降りするときドアを全開にする必要があった。
週に一回通院していたが、ドアを全開にせねば乗り降り出来ないので、駐車場の一番遠いところに停めていた。
広い病院の駐車場の一番遠いところから、両松葉杖で歩くのはしんどかったが、仕方がない。
入口近くで、一台当たりのスペースが広くとられている身障者用は、身体障害者手帳がないと使えないからだ。

その日も診察が終わり、誰もが止めたがらないような一番遠いところのクルマまで、松葉杖をつきながら歩いた。
すると、ありえない光景に目を疑った。
そのあたりは自分のクルマしか止まっていない目論見だったのに、なぜか真横にピッタリと誰かのクルマが停めらていたのだ。
他にもたくさん空いているところがあるのに、なぜかその人は僕の真横に停めたのだ。
おかげで僕はクルマに乗り込むことが出来なくなってしまった。
幸い、助手席側は空いていたので、そっちから乗り込むことが出来たが、まだ骨が繋がっていない状態で助手席から運転席に移動するのは大変だった。

というわけで、他にもたくさん空いているスペースがあるのに、無意味に隣に停めると、とても不自由なことになる人もいるので、やめてほしい。
身体障害者手帳を持っていない、一時的に不自由な人間は身障者スペースにも停められないのだ。

とはいえ、どこに停めようがそれは自由である、オマエの事情なんて知らねえよ、という意見もあるだろうし、それはそれで正しいとも思う。
なので、せめて人がわざわざ隣に停めてくるのは仕方がないと諦めるけど、自分はトナラーにはならないようにしようと思っている。

ビートルズ学

2023年05月13日 | ビートルズ
youtubeで「ザ・ビートルズ学」というチャンネルがある。
これはビートルズマニアによるビートルズマニアのための動画で、一般の人やビートルズ初心者からするとまるでどうでもいいことを、真剣に考察するチャンネルだ。
僕もいちおうビートルズマニアの端くれなので、これはとても面白い。
NHK-FMの「ディスカバービートルズ」もなかなかマニアックで面白いけど、そうはいっても公共放送なので、マニア路線も限られる。
その点このチャンネルは個人ユーチューバーなので、とことんマニアックに掘り下げられるのである。
そのせいか、すごく面白いのに再生回数や当緑者数はそこまで伸びていない。

たとえば、ミステイク特集では、ビートルズのレコーディングミスを探して紹介なんかしている。
よくこんなことに気がつくよね、という僕も知らなかったことだらけだ。
まさに重箱の隅をつつくというのはこのことで、ビートルズのメンバーからしたら迷惑なほど、ディープな世界である。

【ビートルズ学】#67 ミステイク!

奈良公園 

2023年05月07日 | 日常
ゴールデンウィークお出かけ第3弾。
今度は奈良公園である。
きちんとした形で奈良公園に来るのは30年ぶりくらいだろう。

今回も京都のときと同じく、出来るだけ安く駐車出来るところを探しておいたおかげで、近くて最大料金1000円未満のところを確保出来た。
ここから裏道を通って東大寺へ行くことが出来る。

東大寺の大仏殿は木造建築世界最大といわれるだけあって、その巨大さに圧倒される。
しかし、奈良時代に建てられたオリジナル大仏殿はさらに1.5倍ほど大きかったというから驚きである。
このオリジナル大仏殿は源平の戦いで焼失しており(この時点ですでに築428年)、その後すぐにほぼ同じサイズで再建されたが、戦国時代にまた戦火で焼失する(再建後387年)。
その後100年ほど放置されたあと江戸時代に縮小されて再建されたのが現在残っている姿だ(今年で再々建後築314年)。
縮小したとはいえ、充分巨大である。
そして中に入るとドーンと巨大な大仏が鎮座している。
でかい。とにかくでかい。
こんな巨大な仏像を、しかも1200年以上前という途方にくれるほど大昔に作るなんて、ただただ圧倒される。

東大寺の周りは奈良公園、奈良公園といえばシカである。
身近にシカを見て触れることも出来るし、シカせんべいを与えることも出来る。
すっかり人慣れしていて、人間とシカがうまく共存出来てるように思う。
近くの和食の店に入り、山菜そばをいただいた。
その後、東大寺ミュージアムを見学し、興福寺へ向う。
ここの五重塔の塔は近々大修理に入り、10年ほど見ることが出来なくなるので、見たい人はあわてて見に行くことをおすすめする。
ここから三条通りに出て、突き立ての餅を売っている店があったので一つ買ってみる。
中谷堂という有名な餅屋さんのようで、ここのよもぎ餅は超絶やらかくてすごく美味しい。

そこから再び東大寺方面に向かい、二月堂へ行く。
ここは小高い丘に建つ寺院で、奈良公園全体を見下ろす形だ。
奈良公園は国宝の宝庫で、この二月堂も国宝である。
奈良時代に建てられたあと、源平の戦いや戦国時代の戦火を免れたものの、江戸時代に失火で焼失している。
この時点で築1000年くらいなので、実にもったいないことだ。
その後、オリジナル二月堂をそのまま再現して現在にいたり国宝指定されている。

帰りは大仏殿の裏側を通り帰路につく。
ここは秋も美しい景観が楽しめそうだ。

奈良公園 2023-05-05