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Music Mania

No Music No Life

グルーブオンチ、ビートオンチ

2025年05月05日 | 音楽
もうバックビートについては、僕は何もわからないと前回書いた。
自分はリズム感がないのかどうかは知らないけど、グルーブ感が全くわからない人間であるようだ。
ジェイムス・ブラウンやEW &Fを聴いたあと日本の歌謡曲やJ-POPを聴いても、なんの違和感も感じることがない。
だけど、僕以外の普通の人はもっとグルーブ感、ビート感があるのだろうから、この山北さんという人の動画を見てみてほしい。
某バックビート教祖サマみたいな上から目線ではなく、多くに人にわかやすいよう、知的に丁寧に説明してくれている。

日本人にとって洋楽のリズムが難しい本当の理由


ここではEW&Fの曲を題材に、日本人的なビートと欧米人的なビートの違いをわかりやすく説明してくれている。
で、残念なことに、それでも僕には違いがわからない。
この動画を5回くらいみて、自分でもやってみて、理屈としてはなんとなくわかる気がするものの、音の違い、というか音だけで違いがわかるかというと、さっぱりわからない。

みなさんはどうでしょうか?

ちなみに、この動画のコメント欄みると、みんなよくわかった、理解出来たって書いてる。
すごいなあ、僕にはぜんぜんわからない。
よほど僕はグルーブオンチ、ビートオンチなんだということがわかったのだった。

バックビート真理教

2025年05月03日 | 音楽
バックビート信者という人たちがいる。
どういう人たちかというと、YouTubeで音楽関係の配信をしているプロミュージシャンや楽器講師の人、はたまた世界的なミュージシャンに対しても「あなたは全然バックビートが出来ていない」と批判する素人の人たちである。
そう、プロミュージシャンにド素人がイチャモンをつけているのだ。

ではバックビートってなんなのか?
僕は知りません。
なので、彼らバックビート真理教の教祖であるマツムラとかいう人の動画を見てみた。
すると日本語がヘタすぎて何を言ってるのかさっぱりわからない。
なんとなく、日本人のリズムはダメ、アマチュアはもちろん、ほとんどのプロもダメ。
対して、欧米人、とくに黒人のリズムはバックビートが効いててしっくりくるということだった。
肝心のバックビートとはなんぞや?というのは彼の言葉からは理解出来なかった。

僕に言わせれば、バックビートうんぬんより、まずは小学校から国語を勉強し直せ、と思うんだけど、それはまあ置いとこう。
彼の言葉が理解出来る人からすると、確かにこの人の演奏のリズム感はいいらしい。

何人かのプロミュージシャンは、バックビートとは2泊目、4泊目を強調したリズムであるという。
そして、バックビートの効いた演奏動画をあげている。
すると、必ずといっていいほど、バックビート信者がワッと押し寄せてきて、コメント欄に「バックビートではないです」だの「「理解していない」だの文句を書き込むのだ。
もちろん彼らは自分の動画はアップしない。

ここで改めてバックビートとは何なのかを考える。

アメリカ人ミュージシャンとセッションしたことのある人で、なにか日本人とは違うノリを感じるという人は多い。
おそらくそれがバックビートで、非常に感覚的なもので、感じない人は感じないというもの。
これってわりとプラシーボ的なこともあって、YouTubeでプロミュージシャンがバックビートを効かせた演奏をやっても日本人というだけで、バックビートを感じられない、というのはあると思う。
おそらく、全く同じ演奏でもアフリカンアメリカンな人が弾いてたらバックビートがある、とかいう気がする。

バックビート真理教の教祖サマであるマツムラ氏はあまりに上から目線でエラそうでアクが強いので、氏を交えた対談を見てみた。
(マツムラ氏抜きの対談だと信者が違うというだろうから)
すると、マツムラ氏以外の人の話はわかりやすくすんなり入ってくるので、少しだけわかる気がする。

対談の初めの方でマツムラ氏は「日本の音楽が大嫌いだった」と言ってる。
ここがとても面白いところで、彼は音楽をメロディーではなくリズムで聴いている、ということ。
なぜ自分は日本の音楽が嫌いなのか、なぜアメリカの音楽はすんなり受け入れられるかを考えたら、リズム感の違いだったという。
たぶん、多くの日本人はリズム感の違いなんてわからないだろう。
僕なんて、歌謡曲とかJ-POP大好きだったし、並行して英米のロックやポップスもたくさん聴いてたけど、違和感など無かった。
たしかに当時はあまりブラックミュージックを聴いてなかったというのはあるかもしれないが。

というわけで

バックビートを感じる感じない、とか、バックビート習得しました、とかは面倒なので触れてはいけない

ということがわかった。

そんなことより、日本の音楽も欧米の音楽も、良いものは良い、でいいのだ。
日本に住む日本人が日本の音楽大嫌いという感覚(たとえそれが正論でも)より、日本の音楽を聴いて感動している大半の人の方が、より音楽的だと思う。


【バックビート対談】洋楽のリズムを語る(松村敬史さん×ジオングさん×山北弘一)

名盤&アーティスト総選挙2025、開幕!

2025年04月06日 | 音楽
みのミュージックリスナーが選ぶアーティスト・名盤ランキング第2段の受付が開始されたので、僕も参加してみた。
まずは邦楽の好きなアーティストランキングから、僕が投票したのは

邦楽
1.AJICO
2.カネコアヤノ
3.人間椅子
4. Creepy Nuts
5.サロメの唇

おかしいやろ
オマエはホントにこれらのアーティスト好きなんか?
と突っ込まれそうだ。
実は邦楽アーティストで、今現在の自分は誰が好きなのか、というのは微妙なのだ。
昔好きだったアーティストであっても今も聴いてるのはほとんどない。
BOØWYもレベッカも矢沢永吉も、時々聴きたくなるけど、そのとき聴きたいアルバムを一通り聴いたらそれっきりになってしまう。
というわけで、ここ3年くらいのアップルミュージック再生回数から見た結果がコレだった。
その点、このランキングの人たちは1ヶ月くらい毎日聴いてたりしたのだ。

洋楽
1.The Beatles
2.KISS
3.Led Zeppelin
4.Black Sabbath
5.The Rolling Stones

こちらはわりと自分の好みがはっきりしていて、おそらく当ブログ読者の方がイメージする通りだと思う。

続いて名盤ランキング。
自分が好きなアルバムというより、名盤という名にふさわしいモノを選んだ。

邦楽
1.First Love/宇多田ヒカル
2.The Blue Hearts/The Blue Hearts
3.Beat Emotion/BOØWY
4.人気者でいこう/サザンオールスターズ
5.無罪モラトリアム/椎名林檎

僕の考えでは、名盤と名乗る以上、多くの人が聴いて(つまり売上が多い)、後世に影響を与え、内容も素晴らしいアルバムでなければならない。
ほとんど売れていない某はっぴいナンチャラとかは名盤ではないのだ。
宇多田ヒカルとブルーハーツは言わずもがな、僕がどうしても入れたかったのはサザンである。
日本を代表する国民的アーティストから1枚選ぶとなると、やはりコレかな、と。

洋楽
1. Abbey Road/The Beatles
2. Rubber Soul/The Beatles
3. The Dark Side of the Moon/Pink Floyd
4. LED ZEPPELIN II/LED ZEPPELIN
5. Thriller/Michael Jackson

ビートルズ初期の集大成としてラバーソウル、そしてビートルズの到達点としてアビイロードを選んだ。
そして、ロック史に残る大名盤として狂気は外せない。
ツェッペリンからは、ハードロックを確立したということでセカンドを選んだ。
そして売上面から見たらスリラーはマストだ。
もちらん内容も文句なし、名盤中の名盤である。

投票結果はみのミュージックで発表されます。

名盤&アーティスト総選挙2025、開幕!

2025年グラミー賞

2025年02月09日 | 音楽
今年もグラミー賞が発表された。
最も話題になってるのはビヨンセ「カウボーイ・カーター」のアルバム賞だ。
カントリー色の強いこの作品が高く評価され受賞したということは、トランプ大統領就任と相まって今のアメリカを象徴しているように思える。
カントリーアルバム賞も受賞しているこの作品だが、決してカントリー一色ではなく、ビートルズのカバーからロックンロール調、R &Bなどバラエティ豊な内容になっている。

ケンドリック・ラマーはレコード賞、楽曲賞の他、ラップ歌唱賞、ラップ楽曲賞も受賞している。
個人的には好きな曲ではないけれど、今の時代ならではだと思う。

新人としては、やはりサプリナ・カーペンターが注目される。
アルバム「ショート・ン・スウィート」がポップアルバム賞を取っているが、これはとてもいい作品だ。
明るくポップで安心して聴けるクオリティがある。

面白い現象としては、ロック演奏歌唱賞にビートルズ「ナウ・アンド・ゼン」、ロックアルバム賞にローリングストーンズ「ハックニー・ダイヤモンズ」が選ばれていることだ。
1960年代、いったい誰が2025年にこの二つのバンドがグラミー賞をとっているなんて想像出来ただろうか。

日本人として注目せねばならないのは、エル・マツモトが参加した「Triveni」が「最優秀ニューエイジ/アンビエント/チャント・アルバム賞」を受賞した。
これ、聴いてみたけどすごくいい。
ジャンルがどうこうではなく、いい音楽というのはこういうのをいうんだな、という感覚だ。

さて、今回はテイラー・スイフトとビリー・アイリッシュは受賞とならなかったわけだが、それは公平に判定された結果だと思う。
ネットではいろいろ根拠のない噂が広まっているが、くだらないことだ。

フォアフィンガー配信ライブ

2024年03月15日 | 音楽
先週日曜日、日本のフォリナーコピバンの草分け的存在であるForefingerのライブ配信を見た。
会場は京都のセカンドルームズで、ここ最近のForefingerはここがメインのようだ。
今回はドラマーがセッションでお馴染みのメタルGさんということで、きっとパワフルなライブになるだろうし、なんといっても新ボーカルのマルちゃんも楽しみだ。
もちろん、ギターの忍者さん、キーボードのルールーさんにも注目である。

配信を見始めて最初に気づいたのは、画質、音質が良いことである。
僕らもその前の週にMOJOでライブ配信したけれど、セカンドルームズのほうがいい。
これはいかにもライブハウス然としたスポットライト輝くMOJOと違い、間接照明を多様した柔らかい光に包まれているのも理由かもしれない。

ライブはダブルビジョンで始まる。
噂通りマルちゃんのボーカルが素晴らしい。
洋楽を歌う場合、やはり西洋人はよく似合う。
バンドの音のバランスも申し分なく、また演奏もきっちり安定してるので安心して聴けるクオリティだ。
続いてヘッドゲームス、エンディングでのメタルGさんのドラムがパワフルでかっこいい。

ヘッドノッカー、ガールライクユー、ブルーモーニングブルーデイと続き、ハードなナンバージュークボックスヒーローが演奏される。
さて、中間部に忍者さんのアドリブギターソロはあるのか?ありました。
この曲はテンポが早いので、なかなか自由にソロを弾くのは難しいのだが、そつなくこなしてるのはさすがだ。
最後はフィールズライクザファーストタイム、定番中の定番曲で一旦終了。
アンコールはダーティーホワイトボーイ、楽しさが伝わってくる。
後半メタルGさんがツインペダル連打で、すごくハードな展開になって終了した。

今回のセトリ、ガールライクユー以外は全て過去に弾いたことのある曲だった。
とくにジュークボックスとダーテイーは、ダーティーホワイトボーイズでもやってる曲なので、つい比べてしまうけど、やはりかないません。
まあ、即席バンドというのもあるし、遠距離だし、と言い訳してみるけど。