Music Mania

No Music No Life

チューリップの季節

2016年04月23日 | 邦楽
先日、チューリップを借りた。
といっても、「咲いた、咲いたチューリップの花が」のチューリップではなく、「あ~、だから今夜だけは~」のチューリップだ。

財津和夫のバンド、チューリップは、よく小田和正のオフコースと比較される。
僕が中学生くらいの頃、つまり30年以上前の頃、どちらかというとオフコースファンのほうが多かった気がする。
少なくとも、僕の周りではオフコースの方が好きという人が多かった。

しかし僕はチューリップのほうが好きだった。
というより、オフコースをほとんど聴いたことがないので、比較のしようがないのである。

以前、こちらにも書いたけど、チューリップのレコードはよく聴いた。
1枚も自分で買ったことなかったけど、友人のレコードをカセットテープに入れてたくさん聴いた。
その後、洋楽中心に音楽を聴くようになると、だんだん聴く頻度が下がっていき、ついには忘れられることになる。

そんな僕がレンタル店で見つけた「チューリップ おいしい曲すべて」というベストアルバムを借りてきたのだ。
デビューから最近までの「おいしい曲」をたっぷりCD4枚に収められている。
前半が赤盤、後半が青盤というのは、ビートルズを意識しているのだろう。

ザッと全曲聴いてみて、知ってる曲は約3分の1くらい。
初期の曲はビートルズの影響が強い。
財津和夫のボーカルは、ややクセがあるものの上手いし、チューリップの曲によくあっている。
そしてどの曲もメロディラインが美しい。
とくに思い入れの強い時期が青盤の1枚目で、「虹とスニーカーの頃」「Someday Somewhere」「The Love Map Shop」など好きな曲がズラリと並ぶ。
逆に青盤の2枚目はほとんど知らない曲だった。





久しぶりに聴いたチューリップだけど、やっぱり名曲が多いね。
今からアルバム単位でドンドン聴いていこうとまでは思わないけど、心に響く曲、歌詞は時が経っても色あせないものだ。
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