Music Mania

No Music No Life

懐かし邦楽第3段

2014年10月04日 | 邦楽
シリーズ化するつもりはなかったが、今回で第3段となる、古い邦楽買いあさりツアー。
第1段はこちら
第2段はこちら

で、今回は、今までのように一度にガバッと買うのではなく、1年の間にブックオフ(店舗やオンライン)、アマゾンなどからボチボチ買ってきた。
もちろんレンタル店にあるものは買わずに借りるのだが、今回紹介するのはいつものように買ったもの。
やっぱり古い邦楽はいいねぇ、オッサンだし。

ゴダイゴ「西遊記」



僕が初めて買ってもらったレコードは、ゴダイゴの「モンキーマジック」だった。
当時、ゴダイゴは飛ぶ鳥を落とす勢いで、「ザ・ベストテン」の上位常連だったと思う。
英語の歌詞、日米混合のメンバー、そういった新しさと、ポップでファンキーなロックサウンドに心を鷲づかみにされたのだ。
僕は母に「どうせ買うならLP西遊記が欲しい」とねだったのだが、そのワガママはきいてもらえず、今回36年の時を経て、あのとき欲しかった「西遊記」を手に入れた。

全曲英詩で、ヒット曲「ガンダーラ」もこちらは英詩だ。
なにより嬉しかったのは、「モンキーマジック」のB面曲「ア・フール」が入ってたこと。
ポップで、ちょっとおどけた曲なのだが、僕は大好きだった。
残念ながらyoutubeに上がっていないので、みなさんに聴かせることが出来ない。

Monkey Magic - Godiego



甲斐バンド「虜-TORIKO」



中学生のとき、甲斐バンドファンのグループがいて、なぜかビートルズファンの僕を敵視していた。
ある日のこと。
「ついに甲斐バンドが真に最高の音楽であることが証明された」とかいって、これを聴けとばかりにLPを持ってきた。
それがこの「虜-TORIKO」だった。
1曲目の「ブルーレター」でいきなりKOされた。
大人っぽい歌詞(今聴くとちょっと恥ずかしいけど)、甲斐のハスキーなボーカル、洗練されたアレンジ、これは素晴らしいと思った。
他にも「観覧車82」や「ブライトン・ロック」など、いい曲が詰まっていた。

翌日、僕は甲斐バンドファンの連中に、とても気に入ったと伝えると、彼らは満面の笑顔で「他にもいい曲いっぱいあるから、いつでもレコード貸すよ」と言ってくれた。

こちらの音源は「虜‐TORIKO」ツアーの武道館ライブで、FMで放送されたもの。
僕はこれをテープに録音して毎日聴いていた。

1982.12.01_02 甲斐バンド 日本武道館 NHKFMライブスペシャル



チューリップ「2222年ピクニック」



オフコースやチューリップが好きな友人宅に、よく寄り道をしていた。
そいつはオーディオマニアでもあり、いつもこだわりの音質で音楽を楽しんでいて、たまに大音量を出しすぎてそこの親に叱られたりもした。
その日、聴いていたのはチューリップの1000回目のライブを記念したアルバムで、僕はとても気に入った。
もちろん、カセットテープに録音してもらった。
何度も聴いていると、それらの曲のスタジオバージョンも聴きたくなる。
当時の最新アルバムが「2222年ピクニック」で、ライブに入っていた表題曲や、お気に入りだった「ボリューム10」や「生まれる星」もあったので、これを録音してもらった。
その後チューリップはたくさんアルバムを聴いたが、スタジオ作では最初に聴いたこれが一番好きだ。

2222年ピクニック/チューリップ



SHOW-YA「ニュー・ベスト・ナウ」



ガールズロックバンドのSHOW-YAだが、思い入れの強い曲が2つあって、それが両方収録されてるアルバムはこれだけだと思う。
1つは「しどけなくエモーション」という曲。
当時、「ミュージック・トマト・ジャパン」という邦楽ロックのPVを流す番組があり、そこでよく流れていた。
僕はこの曲が大好きだったのだが、ある日、どこかのアマバンがこの曲をやっていて、それも素晴らしかった。
キーボードのポップなリフが秀逸で、寺田恵子の声量あふれるボーカルが胸をゾクゾクさせる。
もう1曲は「フェアリー」という曲。
これは僕がバンドでやってた曲で、とてもカッコいいヘヴィ・メタル・ナンバーだ。
僕らの演奏はヘタッピだったけど。

Show Ya しどけなくエモーション Live 1985



レッド・ウォーリアーズ「KING’S」



レッド・ウォーリアーズの3枚目で、本当は1枚目も2枚目も欲しかったのだが、アマゾンの中古は1枚づつ別々に送料がかかるので、とりあえずこれだけにした。
4枚目と2枚組ベストはすでに持っていて、再結成後は聴いていない。
リーダーの小暮シャケは、ロックンロール路線はこのアルバムで完結したと考えていたようで、以降サイケ路線に突き進む。
しかしそれは裏目に出て、バンドは解散、それ以降の活動も低迷したようだ。
このアルバム、さすがに捨て曲なしで、1曲目「キングス・ロックンロール」はいかにも彼ららしいミディアムナンバーだ。
このころは、ダイヤモンド・ユカイもしっかりロックンローラーしている。

King's Rock'n Roll - RED WARRIORS



ザ・モッズ「ビート・オデッセイ」



モッズの80年代のベストアルバムで、僕はLPで持っていた。
僕のイメージでは、クラッシュ直系のパンクバンドで、親しみやすいメロディが特徴だと思うが、80年代後半以降は聴いていない。
初期のガレージロックっぽさ、というか荒々しさみたいなのがなくなり、洗練されてしまった気がするからだ。
認識が間違ってたらゴメン。
デビュー当時の曲では「崩れ落ちる前に」という曲が一番好きかもしれない。
バンドでやったことはないが、弾き語りでなら歌ったことがある。
40代の人には受けがいい。

THE MODS - 崩れ落ちる前に



サザン・オールスターズ「綺麗」



隠れサザンファンという友人が「聴けば聴くほど良い」と言ってた、1985年くらいに発売されたアルバム。
僕はそれまでサザンはシングル曲しか知らなかったが、これを聴いて「たしかにサザンは良い」と思った。
ファンの間では地味なアルバムとして、そんなに人気はないようだが、何度も聴くとジワジワくるものがあると思う。
いちおう代表曲は「マチルダ・ベイビー」と「そんなヒロシに騙されて」だろう。
この次のアルバム「人気者でいこう」も好きなので、いずれまた買うか借りるかしたい。
残念ながらサザンはユーチューブにない。


ドリームズ・カム・トゥルー「LOVE GOES ON・・・」



ドリカムがデビューしたときは、これはスゴイ人たちが出てきたと思った。
楽曲の出来、歌唱力、どれもポップミュージックとして完成度に舌を巻いた。
ただいつの頃からかわからないが、興味がなくなり聴かなくなった。
昨年だったか、一番最近のアルバムをレンタルして聴いたが、あまり好みではなかった。
で、このアルバム。
捨て曲なしで、とくに「うれしはずかし朝帰り」、「MEDEICINE」、「未来予想図2」が好きだ。

うれしはずかし朝帰り / DREAMS COME TRUE

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2 コメント

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懐かしの曲 (カイン)
2014-10-04 21:51:38
西遊記は再放送で見た事あります。
「ガンダーラ」も「モンキーマジック」もカッコイイ曲だと思います。
私も好きですね♪

この中ラインナップの中だと初めて好きになったバンドなので、サザンのCDが多いです。
アルバム「綺麗」はいいですね!
コアなとこだと思います。
自分は「世に万葉の花が咲くなり」と在り来りですけど、好きです。
「人気者でいこう」もかなり聴きました。
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サザン (にゅーめん)
2014-10-05 08:29:50
カインさん、おはようございます!
西遊記は僕はリアルタイムでみました。
夏目雅子が三蔵法師の役でしたが、これ以降、三蔵法師は女性が演じるようになりましたね。
中国人にいわせると「そんなのありえない」ということですが。

ゴダイゴは他にも「銀河鉄道999」など数々のヒット曲がありましたが、アルバムに入ってる曲はもっとファンキーで、演奏力も高いです。

サザンはデビュー当時から知ってます。
当時、桑田の歌唱法は賛否あり、「何歌ってるかわからない」と言われてました。
また歌詞も意味不明といわれ、一部からかなり叩かれてました。
僕はその頃、サザンよりゴダイゴやツイストが好きでした。
でもある日、テレビでサザンの野外ライブの様子を見て感激しました。
そこで聴いた「チャコの海岸物語」とか感動ものでした。

「世に万葉の花が咲くなり」は聴いたことないです。
シュラバ・ラ・バンバが入ってるやつですよね。
レンタルにあれば借りてみようと思います。
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