先週、2つの異なる楽曲を巧みにコラージュした作品を紹介した。
僕はこれを現代のミュージックコンクレートだ、と感じたのだが、今日はそのミュージックコンクレートについて書いてみよう。
ウィキペディアにはこう書いてある。
人や動物の声、鉄道や都市などから発せられる騒音、自然界から発せられる音、楽音、電子音、楽曲などを録音、加工し、再構成を経て創作される。
では、最も初期のミュージックコンクレートと言われる、「ひとりの男のための交響曲」(Symphonie pour un homme seul) の一部(と思われる)を聴いていただこう。
Pierre Schaeffer - Symphonie pour un homme seul (Erotica)
いかがだろうか?
僕にはサッパリわからない。
本当はもっともっと長い曲なのだが、全部聴く気力はない。
この世で最も売れたミュージックコンクレートは、ビートルズの「レボリューション9」だろう。
アメリカだけで900万枚売れたといわれる。
ただし、この数値は「レボリューション9」が良かったから売れたのではない。
ビートルズの2枚組アルバム「ザ・ビートルズ」を買えば、もれなく収録されているのだ。
それでも、最も多くの人が聴いたミュージックコンクレートであることに間違いはない。
この曲は、オノ・ヨーコの前衛芸術の影響を受けたジョン・レノンが、スタジオ内にある様々なテープをつぎはぎして作ったと言われる。
テーマは革命で、ジョンいわく「革命の風景を絵にしたもの」らしい。
ビートルズで嫌いな曲は?というアンケートがあれば必ず上位に入る曲だ。
レボリューション9
僕は現代音楽としてのミュージックコンクレートの良さがわからない。
そしてわからないのが普通だと思っている。
既存の音源をつきはぎして一つの音楽を作るのなら、先週紹介したようなコラージュ作品の方が面白いと思うし、騒音や生活音を音楽に利用するのなら、ピンク・フロイドあたりが、上手くやっている。
ジョナサン・ハーヴェイの手による「モルトゥオス・プランゴ、ヴィヴォス・ヴォコ」というミュージックコンクレート作品がある。
1980年発表だ。
ずいぶん聴きやすくなったように思う。
しかし、これを聴くと、ピンク・フロイドやキング・クリムゾンなどのプログレッシブ・ロックの影響を受けているように思えてならない。
モルトゥオス・プランゴ、ヴィヴォス・ヴォコ
僕はこれを現代のミュージックコンクレートだ、と感じたのだが、今日はそのミュージックコンクレートについて書いてみよう。
ウィキペディアにはこう書いてある。
人や動物の声、鉄道や都市などから発せられる騒音、自然界から発せられる音、楽音、電子音、楽曲などを録音、加工し、再構成を経て創作される。
では、最も初期のミュージックコンクレートと言われる、「ひとりの男のための交響曲」(Symphonie pour un homme seul) の一部(と思われる)を聴いていただこう。
Pierre Schaeffer - Symphonie pour un homme seul (Erotica)
いかがだろうか?
僕にはサッパリわからない。
本当はもっともっと長い曲なのだが、全部聴く気力はない。
この世で最も売れたミュージックコンクレートは、ビートルズの「レボリューション9」だろう。
アメリカだけで900万枚売れたといわれる。
ただし、この数値は「レボリューション9」が良かったから売れたのではない。
ビートルズの2枚組アルバム「ザ・ビートルズ」を買えば、もれなく収録されているのだ。
それでも、最も多くの人が聴いたミュージックコンクレートであることに間違いはない。
この曲は、オノ・ヨーコの前衛芸術の影響を受けたジョン・レノンが、スタジオ内にある様々なテープをつぎはぎして作ったと言われる。
テーマは革命で、ジョンいわく「革命の風景を絵にしたもの」らしい。
ビートルズで嫌いな曲は?というアンケートがあれば必ず上位に入る曲だ。
レボリューション9
僕は現代音楽としてのミュージックコンクレートの良さがわからない。
そしてわからないのが普通だと思っている。
既存の音源をつきはぎして一つの音楽を作るのなら、先週紹介したようなコラージュ作品の方が面白いと思うし、騒音や生活音を音楽に利用するのなら、ピンク・フロイドあたりが、上手くやっている。
ジョナサン・ハーヴェイの手による「モルトゥオス・プランゴ、ヴィヴォス・ヴォコ」というミュージックコンクレート作品がある。
1980年発表だ。
ずいぶん聴きやすくなったように思う。
しかし、これを聴くと、ピンク・フロイドやキング・クリムゾンなどのプログレッシブ・ロックの影響を受けているように思えてならない。
モルトゥオス・プランゴ、ヴィヴォス・ヴォコ