Music Mania

No Music No Life

IT革命とその後

2012年10月28日 | 日常
先週ブログを移転したわけだが、ちょっと自分とインターネットについておさらいしてみよう。

2000年、情報化社会の幕開けということで、それはIT革命と呼ばれた。
当時、産業革命に匹敵する社会の大きな変化になると言われ、その年の新語、流行語大賞にもなった。
今ではめっきり使われなくなったIT革命という言葉だが、それだけこの革命が成功し、社会に深く染み込んだのだろう。

僕のIT革命は、ドコモの携帯による「iモード」からだ。
元々この手のものに興味があった僕は、iモード付きの携帯をいち早く手に入れ、いろいろ試してみたものだ。
今のレベルから考えると、まだまだ赤子みたいなものだったが、少しずつインターネットというものの面白さがわかりつつあった。
ちなみにHMVの携帯サイトから通販を試みたところ、2週間くらいたっても音沙汰がなく、担当者に問い合わせて、やっと届いた。
今では考えられないが、まだまだITに不慣れな社会だったのだ。

自宅にPCを設置したのは2001年、ウインドウズXPが発売されてすぐのことだ。
回線はダイヤルアップで、1ヶ月に10時間の契約だったが、毎月10時間の枠を大幅に超えて支払いが高くなったものだ。

当時は個人HP全盛期で、ロック関連だけでも無数のHPが作られ、それらの掲示板は連日賑わっていた。
世の中にはこんなにもたくさんロックファンがいるのか、と感激して毎日いくつものHPを巡回し、掲示板の常連になった。
この頃、知り合った何人かの人は、未だに付き合いがあって、このブログにも書き込んでくれています、ありがとうございます。

今現在、老若男女、ITの恩威を受けられるようになりつつある。
もちろん、ITなしでも生活は出来る。
しかし、一度この便利さを知ると、後には戻れないものがあるのもまた事実だ。

ただ注意しなければならない点も多い。
個人単位で情報を発信出来るということは、メリットがある反面、デメリットも多い。
あまりにも情報が多いと、その中から真実を選別しなければならないのだ。
デマ、ウソ、情報操作があふれ、いつの間にかネットの世界だけ一人歩きしているようなことまである。
また、あまりに便利さを追求し、あらゆる機能が追加されると、複雑さを招き、それに取り残される人が出てくる。
そうなると、情報格差という新たな問題が発生するのだ。

今、テレビや新聞といった従来型の情報収集手段を見直すべきところに来ていると思う。
ネットの世界には、テレビ、新聞で報道されない真実があるのは確かだが、それ以上にデマ、ウソ、情報操作が多い。
テレビ、新聞とIT、それらを上手に使って、正しい情報を仕入れ、自分で判断することが重要になると思うのだった。

キッス「モンスター地獄の獣神」

2012年10月27日 | KISS
「最高を求めていただろう?おまえは手に入れた!それは世界一熱いバンド、キッス!」
(You wanted the best? You got the best! The hottest band in the warld KISS!)



まず注目すべきなのはこのジャケットアートだ。
いまどき、こんなジャケが許されるロックバンドなんて、キッスだけだ。
ちょっと恥ずかしいほどのポーズだが、キッスなら問題ない。
いや、キッスはこうでなければならない。

前作「ソニック・ブーム」は日本盤が発売されなかった。
いろいろ契約の問題もあるだろうが、日本のファンを軽視しすぎだろう。
いくら輸入盤が安く買えるとはいえ、正式なアルバムが発売されないと、来日も期待できないではないか。
ま、それはおいといて、今回は日本盤が発売された。
これは非常にいいことだ。
そのわりに僕は安さに釣られて輸入盤を買ったのだが・・・。

これは初期の作風を意識して作られたらしい。
なるほど、たしかに「地獄のロックファイアー」や「ラブガン」あたりの雰囲気に近い気がする。
とにかく楽曲に明るさが戻った。
根っからのアメリカン、陰鬱なブリティッシュ・ロックとは違い、やはり元気なロックンロールのほうがキッスらしいと思わないかい?

とにかく、この2週間ヘビーローテーションで聴きまくったわけだ。

まず1曲目「ヘル・オア・ハレルヤ」からやられる。
アルバム発表前に聴いたときは、ピンとこなかったが、改めて聴くとこれはいい。
「愛の策略」に似たギターリフ、キャッチーな歌メロ、アルバムのオープニングに相応しい曲だ。
コンサートのオープニングにもいいと思う。
ボーカルはポール。

4曲目「バック・トゥ・ザ・ストーン・エイジ」これは現代版の「ジュース」だ。
明らかに意識したアレンジで、昔からのファンは思わずニンマリするところだろう。
ボーカルはジーン。

もっとも初期の雰囲気に近いのは10曲目「オール・フォー・ザ・ラヴ・オブ・ロックンロール 」かもしれない。
どうせなら「愛してるぜ!ロックンロール」みたいなダサカッコイイ邦題を付けて欲しかったものだが。
ボーカルはエリック。

もちろんトミーも頑張っている。
9曲目「アウタ・ジス・ワールド」は、今後ライブでのトミーの持ち歌になるのかもしれない。
どことなくエースの声にも似ている気がする。

新しいアルバムを完成させ、大ヒットさせた。
次に彼らがやることといえば、世界をまわることだ。
そして是非来日してもらいたい、もう6年もおあずけなんだから。


ブログ移転について

2012年10月21日 | 日常
今回、5年半利用していた忍者ブログから、こちらgooブログに移転した。

きっかけは昨日だ。
記事へのコメントに対する返事を書いて送信したところ、エラーが出て書き込めなくなった。
スマホからは書き込めるのだが、PCから書き込めないのだ。

原因は

・パーミッションの設定に問題がある
・転送量制限で凍結されている
・規約違反等で凍結されている

ということらしい。
パーミッションの設定を見直せば直ったかもしれないが、昨年あたりから忍者ブログにて大量の凍結騒ぎがあって、多くのブログが突然死しているようなので、これをきっかけに移転したのだった。

僕のブログを訪れてくれる人は、大きく分けて2つのグループだ。

一つは、僕と何らかのかかわりのある人。

・ブログ開設時(ティーカップ時代)からの常連さん
・mixiやツイッターなどSNSから来てくれる人(facebookからはリンクしてません)
・相互リンク先の人、相互リンク先の常連さん

もう一つは、通りすがりの人だ。

googleやYahooの検索から来てくれる人たちで、何かのキーワードでヒットし、アクセスされる人たち。
ティーカップ時代、アクセス解析をしたことがあり、どういうキーワードで、どの記事を読まれているか確認したとこと、一番多いのは名盤シリーズで、次にライブレポートだった。
忍者ブログではアクセス解析機能をつけていなかったのでわからないが、おそらく同じ結果だったと思われる。

というわけで、時間はかかると思うが、名盤シリーズとライブレポートは、こちらへ移しかえたいと思っている。

また皆さん、よろしくお願いします。





キッスの新作が好評な件

2012年10月21日 | KISS
「キッスじゃキッスじゃ、あのカッコにさえついていければ、これほどわかりやすくてカッコいいバンドはないぞ。
ロックの楽しさを教えてくれた彼らが、未だがんばってるんだ、こっちだってまだまだ聞き続けてやるわい」
(影山亜紀子)

というわけでキッスだ。
当然、今週のCDプレイヤーはキッスのニューアルバム「モンスター地獄の獣神」が独占し、スマホの音楽プレイヤーもボタンを押せば常に「モンスター」だった。

現在、この20枚目となるオリジナル・アルバム、各方面で絶賛好評中のようである。
もちろん、本国アメリカでも大好評で、ビルボードのアルバムチャート3位、ロックチャート2位、そしてハードロックチャートは当然1位だ。
この数値は、今なおアメリカンハードロックの王者であることを世に示している。

元々キッスはデビュー直後を除いて、常に人気バンドだった。
日本では、80年代以降失速したイメージだが、アメリカでは落ち着いたものの、常に一定以上の売り上げを保っている。
90年代にオリジナルメンバーでリユニオンしたとき、再びキッス人気は大爆発した。
その売り上げは、70年代全盛期の頃を上回り、何度もワールドツアーを重ねた。
そろそろマンネリか、と思われた矢先、完全新曲のニューアルバム「ソニック・ブーム」発表、アルバムはビルボードチャート最高2位という大ヒットを記録する。
そして3年ぶりの本作、またまた彼らはやってくれたのだ。

なぜ評価されているのか?
良い作品だからだ。
正確にいえば、キッスファンにとって、いい作品なのだ。

キッスクラスになると、ファンの分母が大きいので、ファンの望むものを作れば、それだけでヒットチャートの上位に上がるのである。
今更新規ファンを開拓する必要がないのだ。
「エルダー」や「カーニバル・オブ・ソウル」のような冒険的アルバムじゃなくていいのだった。
しかし、「エルダー」や「カーニバル」があったからこそ、現在のキッスがあるのもまた事実だと思うが。

「モンスター地獄の獣神」は、バラードやポップス、AOR風の曲はなし、全曲キッス流ロックンロールだ。
どの曲も3分から4分くらいで、とくに複雑な曲、凝った曲はない。
演奏よりもボーカル重視、完全に歌物ロックというのもキッスらしい。

詳しい感想は後日。

(おまけ)

キッス地獄シリーズ一覧

地獄からの使者
地獄のさけび
地獄の接吻
地獄の狂獣
地獄の軍団
地獄のロックファイアー
地獄からの脱出
地獄の回想
地獄の再会
地獄のギターケース
地獄のシガーボックス
地獄の狂宴
地獄烈伝
地獄の獣神

洗車は手洗い

2012年10月14日 | クルマ
今日、お向かいさんの家の息子さんが、母親のクルマを洗車していた。
エライね、自分のじゃなく、母親のクルマを洗うなんて。
ふと見れば、近所のランボルギーニ・カウンタック(!)、これまたオーナーのオジサンが手洗いでスーパーカーを洗っていた。
さすがに、カウンタックを洗車機に放り込むことは出来ないのだろう。
それにしても、身震いするほどのカッコよさだ。

クルマは手洗い派だ。
免許をとってクルマに乗りだして以来、ずっとそうだ。
実家に住んでいた頃は、月極駐車場に止めていたが、そこには水道がなかったので、家からバケツに水をいれて駐車場まで運んで洗っていた。
200mくらいの距離だったと思うが、真夏でも真冬でも、せっせとバケツを運んだものだ。

アパートに住んでいた頃、自分の部屋は5階だった。
やはり駐車場には水道がなかったので、5階から下の駐車場までバケツに水をいれて運んだ。
私の知る限り、そこに住んでいた人でそんなことをしていたのは、自分一人だったと思う。

今の家に住むようになって、ようやく楽に洗車出来るようになった。
最低でも月に一回は水洗い、2ヶ月に一回くらいはワックスをかけた。
コーティング剤みたいなのを使っていたこともあるが、たいていはシュアラスターワックスをマメにかけたものだ。

今のクルマを買ったとき、ディーラーで新車時のコーティングを強く薦められたが、お断りした。
もしコーティングを実施していたら?

・ディーラー純正コーティング1年分 38,000円

もちろん、コーティングをしたからといって、クルマが汚れないわけではない。
では月に1回水洗い洗車を洗車機で行ったとしよう。

・洗車機で水洗い 1回400円×1年(12回)=4,800円

つまり、コーティング(38,000円)+水洗い洗車(4,800円)で合計42,800円/年かかるのである。
洗車は自分で行ったとしても、38,000円だ。

では、コーティングなしで、洗車は全てワックス洗車600円を月1回実施したとしよう。

・洗車機でワックス洗車 1回600円×1年(12回)=7,200円/年

これを安いとみるか、高いとみるか?
私だったら、やはり自分でワックス、またはコーティング剤を塗り、自分で水洗いすることを選ぶのだが。