Music Mania

No Music No Life

入院して二週間

2022年06月08日 | 入院生活とその後
入院して二週間経った。
僕の右隣のベッドの人、顔は見たことないけど、だいぶ具合が悪そうである。
外科で入院してるはずだけど、排泄系がとても悪いようだ。
小も大も両方ダメなようで、しょっちゅう看護師が数人がかりで対応している。
おもしろいのは、その対応にやってくる看護師はいつも明るく元気はつらつで、まるでこれから楽しいイベントでも始まるかのようなテンションで訪れる。
たいてい2人、多いときは4人くらいやってきて、ニコニコしながら処置しているように聞こえる。
明るく高い声で、ときおり冗談を交えながら、ゲームを楽しむみたいに。
さすがだな、これこそプロの仕事である。
排泄系ということで、それはなかなか過酷な現場になることが想像出来る。
小の方は管を通すんだけど、どういうわけかそれが詰まってしまったりするらしいし、大の方は「テキベン」という処置を施してるようだ。
僕はテキベン(摘便)というのがなんなのかわからなかったけど、下剤もカンチョウも効かない場合、直接描き出すようなやり方らしい。
描き出す人、お腹を揉む人、身体を抱える人、排泄物を受け取る人など、する方もされる方もかなり厳しそうだ。
ここで、これは大変なことになりましたね、と青い顔をすれば、患者のほうも申し訳なく感じるだろう。
なんといっても看護師は若い女性である。
お互いのストレスを最小限に抑えるための、明るい笑顔による対応なのだと思うと、やはりプロの仕事は違うな、と感心するのだった。
ちなみに、なぜか処置中ほとんど臭いません(よかった)。

この患者さん、顔は見たことないけど、声の感じからすると、老人ではなく、アラカンくらい、もしかすると僕より下の可能性もある。
僕が入院してから、もう5〜6回は摘便処置を受けているので、これが治らないことには退院出来ないんだろうな。

と思ったら、今度の土曜日に退院らしい。
へー、そうなんだ。
そんなんで退院して大丈夫なのかな、と他人事ながら心配になった。
まあ、医者が大丈夫というんだから大丈夫なのだろう。

さて、僕の方である。
ケガの痛みはほとんどなく、手術痕の痛みもだいぶ治まってきた。
切ったところは系ではなく、ホッチキスで留めたみたいになってる。
これはステープラーという医療用ホッチキスで、最近はこれが主流らしい。
ステープラーが取れるのは来週くらいと言われた。
これが取れたら本格的なリハビリが始まるのだろうか。
この記事についてブログを書く
« 入院して2回目の月曜日 その2 | トップ | 松葉杖はじめました »
最新の画像もっと見る