ドーナツ畑の風に吹かれて

おかわり自由のコーヒーを飲みながら、廻る季節をながめて、おもったこと。

何を朝っぱらからこんなに語っているんだろうわたしは。それにしても森口君。

2005-12-02 08:48:59 | 日記
 徹夜で「赤ちゃんと僕」を読破してしまったわたしがいる。しかも最終話で泣いてしまった。
 あー、映画ではよく泣くけど、読み物系ではほとんど泣いたことないのに。というか、一回しかないかも? いや、ほかにも何度かあったけど忘れるくらい些細なこと。
 でも、これは泣くよなー。泣くさ。泣くよー。
 最近、自分のツボにハマるものがどんどん偏っていっている……。子供ほしいなぁ。

 赤僕は昔とちゅうまで読んだことがあって、その時は生徒会長の森口くん(メガネで、そつがなく、ややマニアック)にメロメロだった。今回もやっぱりメロメロだった。わたしの好みは数年前とちっともかわってなかった。そうだよな、自分の好きなタイプのキャラクターってなんだろうということを考える時に、一回しか読んだことないマンガなのに森口くんのこと必ず思い出してたもんなぁ(もう一人の典型的ど真ん中キャラは紫呉なんだけども。なんか、自分の好みをうまく表現する言葉はないものか。ここ何年かずっとそれを捜し求めているような気がする)。
 他の子たちも軒並み美味しそうだしなぁ。この男子のレベルの高さはなんなんだろう。小学生ということを忘れそうになるだに……。

 そういえば、わたしが生まれて初めて泣いた映画はちびまる子ちゃんの劇場版だった。大野君と杉山君の話。なんか、男の子の友情とか弱いのかもしれん。ショタ、じゃないはずなんだけど。ちびまる子ちゃんはともかく、赤僕の登場人物は小学生を超越してるし。うん。

 ああ、さすがに眠い。でもお腹すいた。でも、このまま起きてても眠くて卒論はかどらなそうだな。どうしよう。ああー、わたし本当にアホだなぁ。でも、赤僕はいいマンガだなぁ。また読んでしまいそうだ。

イン・ハー・シューズ

2005-12-02 02:51:30 | 映画三昧
 映画の感想はその日のうちに。
 今日は映画サービスデーだったので、ゼミの帰りにちょろっと見てきた。時間がかなりギリギリで、どうにかすべりこみセーフ。新宿三丁目って、新宿駅から歩くと案外遠いぜ。

 タイトル見ると、一見よくある自分探し系っぽいんだけど、実はそんな感じじゃなくてけっこう奥が深いのだー、というようなレビューを読んだから見に行ったんだけど、たしかにこれは自分探しじゃない。自分に自信のないエリートの姉と、容姿しか取り柄のない無職の妹は、今の自分以外のなににもなれないんだよね。だから探したって無駄無駄。ということが当たり前、みたいな雰囲気。それでもどうにか生きてくしかない。後半には姉妹の祖母もからんできて、女たちの物語になる。
 自分探しじゃないなら、この物語はなんなんだろうなぁ。自分壊し、という言葉を使ってるレビューがあったけど、そうでもないような気がする。はっきりいって大したストーリーがあるわけじゃないんだよね。何かが劇的に解決するわけでもない。でも、人生っていうのはこんなもんなんじゃないかな。いいもんじゃないけど、悪いもんでもない。後半に出てくる老人ホームの、出来すぎてるくらいの明るさに、わたしはなんだか切なくなった。
 泣ける映画との評判も聞いたが、わかりやすい泣き所はない。けど、わたしもなんだか脈絡のない部分でふいに泣きたい気持ちになったりした。泣きそう、ではなく、泣きたい気持ち。不思議。
 出てる役者がみんなハマってて、見てて違和感がなくてよかった。ところどころ笑える場面もあって、全体として、全部が全部楽しいってわけでもないけど、決して暗くもない。良作だとおもう。
 女ならきっとそれなりにおもしろいだろう。ただ、こういう女の生き方映画は、男が見ておもしろいのかな? わたしの隣に座ってたカップルの男は寝てたっぽい。

Always 三丁目の夕日

2005-12-02 02:41:16 | 映画三昧
 映画の記録はきちんとしておこう、という試み。
 月曜日に、お父さんとお母さんと三人で見に行った。

 昭和ブームの火付け役がクレしんの劇場版っていうのは本当だろうか? まあ、この前ビデオで見たけど、確かにおもしろかった。
 で、この映画。とてもよかった。一つ一つのエピソードの連続性とか、役者の配置の仕方とか、現代人が今一番飢えていると思われる「人間味」にあふれている。一応懐かしさが売りなんだろうけど、昭和33年が懐かしいはずないわたしが見ても充分おもしろかったし、見終わった後、どっかの子供たちが「オレ超泣いたよー」「超よかったー」とかいう会話をしてて笑った。こんなに全年齢対象な映画は始めてだ。
 人と人とのつながりがまだ当たり前だった時代なんだね。もちろん、映画の中とか我々の記憶の中では存分に美化されちゃってて、実際にはいいことばっかりじゃなかったんだろうけど(映画の中にもたまにちらっと暗い影が差すような場面がある)。こういう時代には、通学路で子供が殺されたりしないんだろうなぁ、とおもった。
 人とのつながりが当たり前ってことは、自分がここにいていい理由なんて考えなくてもよかったわけで、自分探しなんてことも必要なかったんだろうなぁ(逆に言えば、そんなことしたくても出来なかったってことかもしれない)。わたしはそれをちょっとうらやましいとおもったし、いくつかの場面で、ぽろっと泣いてしまった。感動とも違うんだけど、なんだか、泣けた。

 一番の目当ては吉岡くんだったんだけど、いい仕事してたわー。そして、堤真一もいつも通り、頑固な役やらせるとほんとにかわいいなこの人は。

お風呂読書。

2005-12-02 02:30:49 | 読書三昧
 お風呂読書が一時期自分の中で大流行して読書もぽちぽち進んだ。けど、卒論に本格着手してからはさっぱり。映画と同じくだいぶ放置してしまったので、いまさら感想書くのもなんだから、とりあえず記録。

「いろんな気持ちが本当の気持ち」長嶋有
「スティル・ライフ」池澤夏樹
「きりぎりす」太宰治
「刺青・秘密」谷崎潤一郎
「天体議会」長野まゆみ
「東京飄然」町田康

 町田康と相性悪い。「東京飄然」なんて、おもしろくないわけないテーマなのに、この人とはおもしろいとおもうツボがことごとくずれてるらしい。惜しいなぁ。相性よければ絶対おもしろいとおもうんだけどなぁ。切ない。
 最近、東京ブームらしい。ついに買ってしまった、リリー・フランキーの「東京タワー」。ここまで売れてるとどうしても気になってしまうま……。今度ゆっくり読もうっと。
 東京お散歩が自分内大ブームを巻き起こしているわたしとしては、何を今さらな東京ブーム。東京がおもしろくないわけないじゃん。東京に生まれたことに感謝しつつ暮らす日々ですわよ。

気がつけば……

2005-12-02 02:24:46 | 映画三昧
 九月から放置してたわ……。しょうがないから、一応見たという事実だけ記録しておこう。今度からすぐに感想書くようにしないとな……。

○メゾン・ド・ヒミコ
○チャーリーとチョコレート工場
○シンデレラマン
○四月の雪
○春の雪

 メジャーなのばっかり見たけど、はずれはほとんどなかった(「四月の雪」は作品としてはグダグダだったけど、ヨンペがおもしろかったのでいいと思う。ヨンペのPVだと思えばサイコー)。
 シンデレラマンと春の雪で泣いた。
 メゾン・ド・ヒミコは、ホモの老人ホームという素材がなんかあざとい感じがして、どうも。こんな素材、どう料理したっておもしろくならないわけないじゃないかと。そのわりに、工夫が足りなかったような。これはもっとおもしろくできたはずだとおもう。いや、充分おもしろかったっちゃーおもしろかったんだけど。
 チャーリーとチョコレート工場最高。トラウマになるくらいインパクトある。歌覚えたい。