負担

一昨日、嫁とテレビを観ていた。
ニュースでは、太陽光発電による買い取り負担の
ニュースをやっていた。

俺はついに来たか！？
と思ったが嫁は太陽光の買い取りによる負担が
太陽光発電を設置するしないかかわらずみんなで
負担する事を知らなかった。
その事が俺にもびっくり。


今、太陽光発電を設置すると発電した電気で
お家で使ってなお余った電気は電力供給会社が
買い取ってくれる。その単価は、我々が電力会社から
買っている単価の約倍。

電力会社から買う　⇒　約24円/kwh
電力会社に売る　　⇒　 48円/kwh

何と電力会社は良心的なのか。
普通に我々に売る電気は 24円/kwhなのに太陽光発電で
発電してあまった電気はその倍の値段で買い取ってくれるのだ。


ラーメン屋で１杯　５００円のラーメンを二杯頼んで
１杯食いきれなかったら　１０００円でラーメン屋が
買い取ってくれるのと似たようなもんだ。


だから太陽光発電で発電した電気は売った方が得なのだ。
発電は、日射量の多い夏の方が冬に比べて断然多い。
もちろん晴れの昼間はモリモリ発電する。
その電気を売るために主婦は晴れの日のお昼は家に居らず
図書館や百貨店に行き時間を潰し家で電気の消費を最大限
抑えて発電量を増やすのだ。

そんな倍の単価で買い取ってくれる電力会社は本当に良心的で
神様みたい！？

なんてこたぁない。
電力会社は、倍の単価で買い取って損した電気代は
太陽光発電を設置していないみんなの電気代に上乗せするのだ。
だからちっとも懐も傷まない。

たまらんのは太陽光発電を設置しない我々だ。
太陽光発電で小遣い稼ぎしている主婦の小遣い代を負担している
いるようなものだ。


一番たまらないのは電気炉などで電気を大量に消費する中小企業。
その負担は経営を圧迫し死活問題だと昨日の新聞にも出ていた。


では、太陽光発電を設置した方が得なのかと言えばそうではない。
倍の単価で買い取ってもらっても設置費用を回収するには
かなりの時間が掛かる。
パワーコンディショナーなんかは１０年の寿命だ。

しかし発電パネルは２０年以上もつのでは！？
との疑念もあるかもしれないがまだまだパネルは高く
発電効率も経年と共に落ちていく。

大体、発電効率が悪すぎる。
たったの１５％くらいしかない。
電力会社の発電所が、高効率コンバインドで４５％くらいか。

大体削減できるはずの無いCO2削減目標なんかを世界に広言する
日本政治家の愚行により我々国民はとんでもない負担を強いられて
いるのだ。


平和ボケ日本！チャチャチャ！！