クリスマスが過ぎた。
幼い頃、私のサンタはいつも絵本を持ってきた。
私は超合金のおもちゃが欲しかったのにいつも
本だ。
別に読みたい本でもないのに。
なんでサンタは僕の所に本誌か持ってこないのだろうかと
疑問に思った。そんな自分を何故か今でも鮮明に覚えている。
オヤジが出版関係だったのだから仕方ないのだけれど。
今思えば。
子供はサンタを信じている。
去年はアンパンマンの病院セット。
今年はアリエルのパソコンと何とも贅沢だ。
しかし寝る前にサンタさん有り難うとお礼を言っているのを
聞くとまた来年も財布のひもが緩むような気がする。
いつの頃からかサンタがオヤジだと知り幻滅したクリスマス。
しかしこの歳になればもう一度サンタを信じても良いのかも知れないと
ふと思うことがある。
夢が無い。
なんて寂しいんだろう。
冷めた目で見るより熱く語れる自分でありたい。
そんな風に最近よく考える。