今回のツール最終日は仕事の事もあり一気に気仙沼から帰ることに。
ググってみると1000km越え。
さぁ伝説の始まり。
朝５時前には起きて早々にホテルをチェックアウト。
早朝の気仙沼は気温も低くシールドが息で曇る。
こんな穏やかな海が牙を向き幾人もの命を飲みこんだなんて
想像すらできない。
休日ではあるが工事車両のダンプが早朝からとにかく多い。
南三陸町でそっと手を合わせ。
色々と思いやる。
最後まで非難を呼び続け落とした命。
海から一気に津波が押し寄せたのかと思うと。
バイクは海岸線沿いをなぞる様に走り大川小学校へ。
海側からバイクで遡上するように走ってきたがかなりの距離が
学校まであった。
まさか海からここまでの距離を津波が来るなんて。
人災と言われるこの出来事。
私が当事者だったら子供たちの命を救えたか？
自信はない。
子供たちが避難した橋のふもとの少し盛り上がったところ。
この土手を超えて津波が来るなんて誰が想像できようか。
とめどなく涙はあふれ。
子供たちの恐怖に戦く声と悲痛な叫びが今にも聞こえてきそうだ。
運動会で使う綱かな
まだそこには息吹がありそうで。
大川小学校で手を合わせ。
ひたすら児童及び教職員の亡くなられた方へのご冥福を祈り
私の今回の旅は幕を下ろした。
ここからは石巻を経由し松島によろうかと思ったが
天気も良く祭日で人車も多い事から高速に乗り帰ることに。
それにしても遠い。
当初、北陸道から中央道で帰ろうかと思ったが思いのほか
車が多いので新潟まで出て北陸道で帰ることに。
高速一人旅であったが会津磐梯山を右手に見たところでバイクに異変が。
5000prm付近でオイル警告灯が点滅し始めた。
いやぁーな予感。
旅立つ前にオイルは継ぎ足したのが燃焼しちゃった？？
新潟に着くころには4000rpmくらいで転倒し始める。
4000rpmだと120km/hしか出せず何とも鈍い。
しかししょうがないのでちんたら走る。
が流石に120ではいつ大阪に着くことやら。
途中SAでバイク用オイルを聞くもないとの事で断念。
そのまま走り金沢で陽が落ち泣きたいくらい尻がいたくなったころ
今度は3000rpmでも点灯し敦賀の手前では常時点灯となった。
しょうがなく敦賀でおりホームセンターを探すもなく
GSへ。
もちろんバイク用のオイルなどなく車用をしぶしぶ５００ｃｃ注入。
今どきのエコカーは粘土が低く 0-20 とからしく一番バイクに近い
0-30を取りあえず入れた。
まぁXJRは昔バイクでレッドゾーンも7000rpmくらいなのでええけど
高回転型バイクなら焼き付きが十分に考えられますね。
もう多賀につくころは夜で。。。
いやぁ最終日は本当に疲れた。
これがBMWとかだったら1000kmも苦にならないんでしょうねぇ。
これでまた一つ伝説の出来上がり。
