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世界の覚書

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ETCベースの車載緊急アラーム装置と標準化

2007年12月06日 | 経済・エネルギー・交通
Robot Watch:高速道路作業環境改善協議会「3Jロボット開発集団」設立~高速道路の3K作業をロボットでサポート
現在、高速道路で保全工事等を行なう際は、現場の1,500m手前から工事注意の標識を立ててドライバーに注意を喚起している。標識車の手前300mから走行車線変更の誘導をし、作業エリアを確保している。ガードマンや作業員は、ドライバーが前方に注視していることを前提として業務を行なっているが、脇見運転や居眠り運転でドライバーが標識に気づかずに、規制エリアに進入してくる事故が年間120件以上ある。
120件は多すぎる。とてつもなく、危ない。
作業地点の300m手前で侵入車に気付くことができれば、作業員は逃げることが可能だというが、この距離だと目視では車は豆粒ほどの大きさにしか見えないので、異変を察知することができない。

「仁王」は、時速100km(秒速27m)で走行する車の速度と距離をレーダーとステレオカメラで測定する。規制エリアに侵入する車を感知した場合、ETCのアラームとフラッシュでドライバーに対して警報を出す。同時に作業員に対しては、騒音下でも聞こえるようにヘルメットに内蔵した骨伝導スピーカーで指示を出す仕組み。

現時点では、ETCにこのような機能がないため、ETCメーカーや西日本高速道路株式会社などと協議を行なっていく。現在、ETCの普及率は60~70%だが、大型トラックに関しては100%に近い普及率であり、実現されれば大きな効果が期待できるという。
安全向上のため、道路状況とドライバーをつなぐシステムは、構想としては存在するが、こういう形で実現していくとは... 非常に現実的で効果の高いシステムになりそうだ。ただ、既にETCを付けている車はどうするか。それ専用のアダプタ(?)がいる。ETCでもそうだが、この緊急アラーム装置は「標準化」が必要だろう。そういう話はあるんだろうか。

居眠り運転の問題は(長距離ドライバーのリスクは大きいだろうが、基本的には)車種を問わない問題だから、全ての車にあってもいいだろう。リアルタイム通信に対応できるのは、まさにETC以外にない(携帯電話では時間がかかりすぎる)。

今でも、ETCには最低でもピープ音は出るから、ソフトウェアをちょっと書き換えるだけで結構対応出来そうに思うが。

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