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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

地球外知的生命発見の緊急報告を受け付ける「当局」はない

2007年12月21日 | 技術・科学・航空
イザ!:石原都知事UFO議論に参戦「地球には飛んでこない」
議員時代。ホーキングはね、質問をどうぞということで、ある人が『地球なみに文明の進んだ、つまり宇宙船を飛ばすようなそういう文明を持った惑星が、この宇宙全体でどのくらいありますか』ったら、彼は言下に『200万』つったんだ。(中略)なんで地球に向かって、もっと進んだ文明の星から、宇宙船なり宇宙人なり飛んでこないんですか』ったら、これはやっぱり、ホーキングは言下に『その程度の文明を持った惑星というのは、非常に循環が狂って、不安定になって、宇宙時間からいうと、瞬間的に消滅します』と。誰かが『宇宙時間にとって瞬間といったらどのくらいですか』ったら、彼は『100年』て言いましたな。それから25年たちましたからね。地球は持たないね、このままで行くと」
さすが石原御大はスケールが違う。石破さんや町村さんとはわけが違う。

SF的には仮定が二つあって、技術が進めば現在の物理学理論の限界を超えて自由に移動できるようになり、銀河連邦が既に成立しているが、まだ地球人には秘密にして接触していないという話(Aパターン)と、やはり物理学理論の限界通り、距離と時間の障壁は越えられないという話(Bパターン)がある。SETIのようなプランは、Bパターンに則り、その範囲で何か信号が来ないもんかと捜している。しかし、信号は距離で減衰するものだし、そんなに強烈な信号を闇雲に出すものかとも思う。SETIで分るのは、可能性があるとしても、近い領域だけだ。

SETI:通信を受信した場合の取り決め(Wikipedia)
一般に公開される前に、発見者はこのプロトコルに関連しているすべての観測者・研究機関に速やかに通報せねばならない。独立した観測によって発見が確認され、さらに連続したモニタリングが可能なネットワークが確立できる。関係者はそれが独立した観測によって信頼できる証拠であると判明するまでいかなる形式にせよ一般に公開してはならない。また発見者は関連した国家の当局に通報すべきである。
地球外文明、検出したらどこに報告?―SETI研究会 開催報告―
地球外文明からと思われる信号を検出した場合に発見者などがとるべき対応については、1991年に国際天文学連合(IAU)の総会で指針が決議されています。それによると、「発見者は適切な国家の当局に通報すべきである」との一文がありますが、それが具体的にどこの機関に相当するのか明確にされている国はありません。
「関連する国家当局」は定められていないそうだ。UFO問題も同様のようだ(政府見解)。そりゃあ、それらの可能性が極めて低いのは分るが、理論上、建前上の通報先が、考える必要もなしに、決まっているべきなのではないか。日本の行政や政治が、まじめに取り合う気もないとしたら困る。石破さんの思考(国会答弁)は、いつもながら破綻気味である。正体不明の相手なら、友好性や敵対性の如何に関わらず(そんな事は後で考えればいい)、国家の安全保障に直結する問題であり、国家の中枢で扱うべきものだ。笑い話ではない。

ちなみに、「UFO」は球電の類だろうと思う。知られている「妙な動きをする空飛ぶ発光体」には、知性や人為性を待ったく感じないのだ。

追記:J-CAST:「日本はUFO戦略欠如している」 海外での意外な反応
政府主要人物の「UFO論議」は海外でも報じられている。ブルームバーグ、ロイター通信、AP通信、AFP通信などのほかに、2007年12月18日の BBCニュースは、「日本政府はエイリアンが襲来した時に何をすべきか未だ計画がないことが明らかになった」などと報じている。
日本での反応は、「いい加減にしろ」「ふざけるな」くらいが関の山。もっとも、欧米の政府に、エイリアンが襲来した時に何をすべきか計画があるとも思えないが(反応は可能だと思う。ちゃんと軍隊と安全保障の発想がある国なら)。

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