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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

遠の朝廷

2011年09月06日 | 歴史・伝統
遠の朝廷(とお の みかど〉とは何か。大宰府、国府、また朝鮮半島南部の官家(みやけ)/官府/日本府(?)、多賀城(宮城県)などをいうらしい。三省堂 大辞林では「京都から遠く隔たった地方にある役所」ともある。

諸国の国府はいずれも京(みやこ)のミニ版で、南北軸(とおそらく方形区画)を特徴とする。各地における文明のショーケースみたいなものであり、京の分身のようなものだ。

国府ではどこにでもあるから、遠くないと遠の朝廷には相応しくない気もする。それなら「近国」「中国」「遠国」の区分を思い出す。延喜式の遠国は、

陸奥、出羽、常陸、下野、上野、武蔵、上総、下総、安房、相模、越後、佐渡、隠岐、石見、安芸、長門、周防、伊予、土佐、筑前、筑後、肥前、肥後、壱岐、対馬、豊前、豊後、日向、大隅、薩摩

を指すらしい。相模までは坂東(=関東地方以北)、筑前以後は今の九州だから、まあ遠くて当然である。残りは、今の中国・四国・北陸地方の、都から遠い方になる。これらの遠国の国府で話がまとまると話が早いが... もともと、定義のある話ではないだろうと、いうオチ。

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