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世界の覚書

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東京ガス豊洲工場跡地への築地市場移転問題

2007年03月05日 | 環境・天災・健康
東京新聞:首都“台所”の安全どうする 築地の豊洲移転『NO』
築地市場の水産物仲卸業者らが七日、都心をデモ行進し農林水産省などに移転反対を働き掛ける。
(中略)
かつて東京ガス豊洲工場だった。操業開始から約二十年間、石炭を原料に都市ガスを製造する過程で有害物質が生成された。東京ガスは二〇〇一年一月に土壌や地下水の汚染状況を発表。発がん性のあるベンゼンが環境基準値の千五百倍、ヒ素が同四十九倍-などだった。環境基準で「検出されない」とされる有毒なシアンが四九ミリグラムあった。東京ガスは発表直後から、汚染土壌の処理工事を始め、今月末に完了する予定になっている。
(中略)
畑教授によると、東京ガスの調査は〇三年二月の土壌汚染対策法施行以前の基準で行われており、調査地点が少なかったことなどから「追加調査が必要だ」とする。地盤面から二メートルを掘削・処理し、その上に二・五メートルの盛り土をした工事も「さらに深い所にヒ素などが残っている」とみる。「汚染土壌が残っていれば毛細管現象などによる地下水の上昇で表層土壌の再汚染が起こる恐れがある」。さらにベンゼンなどは蒸発するため「舗装しても割れ目から漏れ出ることもある」と問題点を話した。都は(中略)「厚さ三十-四十センチのアスファルト舗装などで封じ込める」
東京ガスが原料を石炭から天然ガスに切り替えたのは1970年代だと思ったが、ちゃんとした資料は見出せなかった。東京ガス豊洲工場操業開始は1956年であることは確認できたから(ソース)、70年代中葉に操業停止されたのだろう。50年代の工場だけに、環境対策はいかにも不十分だったことがしのばれる。

2mの撤去で十分だったのか、単純に疑問を感ずる。調査地点も少ないという指摘が事実ならば気になる。また土壌内での汚染物質の挙動ないし蒸散も、科学的解明が可能なのではないか。やはり、これは市場の労働者にとっても、食の安全をめぐっても、大問題のように思われるが、安全は許容レベルの問題でもある。ゼロデフェクトを要求するのは科学的に間違いだろう。そこらへん、実際にどうなのか、どの程度のものなのか、検証可能な話のように思うのだが。

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