ダラス地区連銀総裁は、米国は長期に及ぶ低成長期に入っているとの見方を示し、2008年下半期にはゼロ成長となる可能性があると指摘した。今下期の米景気回復が難しいことは大分前から分かっていたことだと思うが、やっと当局者もそれを公認し始めた様だ。
一方、日本の4─6月期実質GDPは前期比‐0.6%、年率‐2.4%と、マイナス成長に突入している。米国のような景気対策をしていないこと、輸出主導型であるからということであろうが、日本経済の脆弱さが現れている。
米国の税還付の効果がどれほど、というのは色々議論はあろうが、ホームエクイティの引き出し限度額が狭められて、ぎりぎりで消費水準を下げるかどうかを悩んでいる人たちの消費を一時的に維持させたことは間違いないだろう。とすると、その効果が切れて、ホームエクイティローン引き出しの条件も更に厳しくなる中で、消費水準の一段の下落は不可避の情勢であろう。
○米経済、08年下期にゼロ成長の見通し=ダラス地区連銀総裁
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-33221420080812
米ダラス地区連銀のフィッシャー総裁は12日、米国は長期に及ぶ低成長期に入っているとの見方を示し、2008年下半期にはゼロ成長となる可能性があると指摘した。
米紙ダラス・モーニング・ニュースとのインタビューで「今年下半期にはゼロ成長となると予想している」と述べ、低成長は長期間に及ぶとの見方を示した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手向け住宅融資)問題を受け、貸し手が信用供与に消極的になったことが景気低迷の主要因と指摘、現在の信用収縮は1990年代初頭の貯蓄貸付組合(S&L)危機をきっかけに起こった信用収縮よりも深刻、との見解を示した。
うかつにも迷惑メールを開いて感染ww。
この2日間でFRBは350億ドルもやってくれちゃってます。
FRB 翌日物で127.5億ドルの資金供給。
2008/08/13(水)
FRB 14日物で50億ドルを資金供給
7日物で80億ドルを資金供給。
翌日物で92.5億ドルを資金供給。
2008/08/14(木)
今日で8月は1305億ドルもの流動性の供給を実施したことになりましたが、
先延ばし政策は次期大統領候補が決まる11月まで続づのでしょうか?
*ヨーロッパ中央銀行(ECB)はドル注入*
小さな記事だがやはりドル不足なのだとわかる。
13日ECBは、28日物ドルオークションで200億ドル市場に供給。需要は910億ドルでドル需要は強い。
当局はサブプライム等のドル債での損をドルで埋め合わせるためのドル需要とはいえない。
ドルを借りドル資産を買った投資家は資産の目減りでドル返済をしなければならない。
こんなシンプルな話しがドルを強くする。
─引用終了─
さて、昼飯でも食うか。
【財務】<連08.3> 百万円 総資産 602,566
株主持分 110,246
株主持分比率 18.3%
資本金 19,073
利益剰余金 70,367
有利子負債 407,851
2:●●●●(株) 東証1部:コード●●●●
【財務】<連07.12> 百万円 総資産 1,029,629
株主持分 277,362
株主持分比率 26.9%
資本金 121,904
利益剰余金 75,856
有利子負債 395,646
こんな企業が他にもあります。財務状況には要注意。
13日までの1週間の連銀貸し出しは1日平均178億1000万ドルで、前週の174億6000万ドルから増加した。
本日のFRBは3日物で142.5億ドルの資金供給。
これで8月の累計は14447.5億ドルに。
関東では酷暑が続く中、皆さん如何お過ごしでしょうか?
ところでサブプライムを筆頭にCDOの崩壊は、今後も続くと予想しますが、それらに加えてARSの問題も表面化してきました。
まあ今まで散々あくどい事をしていた欧米の金融会社ですから天罰としか言い様がありませんが、一連のCDOで体力が消耗しているだけに今後が要注目だと思います。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a2S_N0Cusez4
私も投資蚊の真似をして絵文字を使ってみます。
原油を始め穀物や金属などの商品市況が下がり始めました。
しかし、原油は依然として週足や月足の下値抵抗ラインを上回っています。
無駄に広くてエネルギーを消費する米国では、ガソリン高が家計を直撃し、目に見える形で現われ始めました。
個人消費が米国経済を支える最後の砦だけに、注意が必要だと思います。
続くガソリン高値、道路交通量の減少幅が過去最高に 米国
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200808140025.html
各種指標でも注意信号な点滅しているようです。
特にプライムは延滞率も上昇しており、サブプライムより規模が遥かに大きいだけに心配です。
http://www.markit.com/information/products/category/indices/abx/history_graphs.html
私もアーバンの財務内容などから倒産は時間の問題と思いショートしていました。
BNPパリバも何か裏があると疑念を感じ、CBの300億は全額アーバンに渡っていないと予見していましたが、想像以上に黒い手口でしたね。
もっとも、このところの下落の凄まじさに殆んどを手仕舞いしてしまいました(下落の早さに指値の変更が追いつきませんでした)。
ところで投資蚊の書かれた2番の企業に興味を持ちました。
もし差し支えなければ、業種だけでもヒントを戴けないでしょうか?
掲示板に書き込むのは憚れると思いますので、以下のメール・アドレスに送って戴ければ有り難いです。
uminosachi1995@yahoo.co.jp