米政府が行おうとしているストレステストでは2つのシナリオがあるようだ。使い方等十分フォローできていないが、一応2つのシナリオの内容を簡単に見てみる。
http://www.calculatedriskblog.com/2009/02/stress-test-house-price-scenarios.html
以下の表がシナリオのサマリー。ベースシナリオは、実質GDP成長率が2009年:-2.0%、2010年:2.1%、悲観シナリオが2009年:-3.3%、2010年:0.5%。うーん、直近の状況をみると、ベースシナリオは論外、悲観シナリオも若干楽観的に過ぎると思われるがどうだろうか。
上記のシナリオの前提とっている価格下落をPrice-to-rent ratioの推移にプロットしたのが、以下のグラフ。Rent価格がフラットの前提のグラフだが、実際には激しく落ちているため、このグラフよりも傾斜が緩やかなのが実態である。
直近の状況を考えると、ベースケースは楽観的に過ぎ、悲観ケースも若干楽観的か。
さらに最近注目の商業用不動産崩壊は、これまでのトレンドをベースにシナリオを組む限り過小評価されている可能性が高い。
ストレステストでOK、で一旦市場に安心感が広がるが、実際金融危機が続く、という最悪のシナリオも想定しておく必要があろう。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009022700796
2008年度4-12月の運用損益は8兆6738億円の赤字!!
(僕は国が発表した損失は、「実際より少ない」と疑っている)
初めか儲ける気が無いんだろー!
①米金融機関の大規模な国有化の先延ばしする効果
②米金融機関の大規模な公的資金注入や国有化につながる効果
http://www.afpbb.com/article/economy/2575788/3858911
さて、どっち?
先ほど発表された米GDPは前期比年率-6.2%となり、市場予想の-5.4%を大幅に下回る水準へと下方修正された。
個人消費や設備投資の下方修正が下振れの背景。